イオン鴻池店(東大阪市鴻池町1)東館1階に4月5日、農産物直売所「旬の駅 イオン鴻池店」(TEL 06-4306-4567)がオープンした。
2013年、奈良市内にオープンした農産物直売所「旬の駅ならやま」の2号店となる同店。奈良の広陵町、田原本町、橿原市、宇陀市に集荷場を設置し、契約する奈良・京都の農家約1000件の農産物を収穫後24時間以内に店舗に届けるのが特徴。長野のリンゴ農家や和歌山の桃農家などとも直接契約をし、旬の国産品を中心に扱う。店舗面積は約70坪。以前、同店で催事販売をした際に反応がよく、大阪から本店を訪れる人もいることから同店への出店を決めた。
生で食べられる紫小松菜やちぢみ小松菜、わさび菜など、スーパーではあまり扱っていない野菜も多く、「大和まな」など伝統野菜も扱う。イチゴは奈良県産の「古都華(ことか)」や「あすかルビー」など。国産レモン、収穫時期によって味わいが変わるかんきつ類「河内晩柑(かわちばんかん)」、卵、米なども扱う。店内では「これどうやって食べたらおいしいの?」とスタッフに尋ねる利用客も多く見られた。店内にはレシピを用意し、スクリーンでは野菜の選び方などの説明も流す。
お茶やこんにゃく、麩(ふ)などの加工品や菓子類、奈良の卵を使ったプリンや「飛鳥のヨーグルト」、関西を中心にセレクトした調味料、花なども販売。
同店の鈴木禎匡さんは「同じ野菜でも何人もの生産者のものを扱っているので、選んで楽しんでもらいたい。今後は生産者が来店して直接販売するイベントなども開いていければ」と話す。
営業時間は9時~18時。