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東大阪・旧河澄家で「絵手紙展」 地域グループの作品600点

暑中見舞いの絵手紙

暑中見舞いの絵手紙

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で7月22日、企画展「絵手紙展」が始まった。

旧河澄家をテーマにした作品

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 東大阪を中心に絵手紙を指導する西川正野さんと、西川さんが指導する市内の絵手紙グループ「花」、絵手紙グループ「ひまわり」、JA日下女性会の作品を展示する同展。西川さんは「一枚のはがきで共に悲しんだり苦しんだり喜びあったりと、相手の人と分かち合うことができる、それが絵と文を合体した一枚の絵手紙。上手でなくていい、心を届けよう」と指導する。

 同展では、花や野菜、季節のモチーフになる飾り物や風景などを描いた絵手紙約600点を展示。グループのメンバーが同館を訪れ描いた作品もあり、「ずっと見てきたのね」と添えられた樹齢約500年とされるカヤの木や、「秋成さんも眺めたかな」と上田秋成ら文人が集まる文芸サロンとなっていた奥座敷「棲鶴楼」に面する主庭を描いたもの、灯籠、かまどなどの作品が並ぶ。作品は日本画用絵具の顔彩で描き、消しゴムで作った印を押したもので、着物や帯などに飾り付け展示している。

 22日には西川さんを講師に招いた絵手紙教室が開かれ、幼稚園児から高齢者まで幅広い層が参加。「絵を習いたいと思っていたという30代の男性など、普段絵を描く機会がない方が多かったが、できた作品を見て楽しんでいた」と統括責任者の堀木昌彦さん。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。8月26日まで。

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