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ねじ専門商社「サンコーインダストリー」東大阪物流センターが営業再開

屋根は同センターに直撃した後電線に引っかかった(写真提供=サンコーインダストリー)

屋根は同センターに直撃した後電線に引っかかった(写真提供=サンコーインダストリー)

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 台風21号の影響で臨時休業していたねじ専門商社「サンコーインダストリー」(大阪市西区)の東大阪物流センター(東大阪市本庄西)が9月7日、営業を再開した。

屋根が直撃した6階部分

 台風が近畿地方を縦断した4日、同センターに向かいの建物から飛来した屋根の波板が直撃。その後、電線が切れ電柱が折れて停電した。屋根が直撃したフロアの窓近くでピッキング作業をしていたアルバイトの中島翔平さんは「何かぶつかって爆発音のような音がしてガラスが割れ、雨と風が入ってきた。近くにいたので腰を抜かしてパニックになった」と話し、「次の日に片付けに行ったらガラスの塊があり、こんな所で作業をしていたんだと鳥肌が立った」と振り返る。窓ガラスは数カ所割れており、壁も損傷したという。

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 約90万アイテムを扱う同センターでは、独自のコンピューターシステムで基幹業務と末端業務全般を管理しており、人的被害はなかったが停電により臨時休業をせざるを得なくなった。奥山淑英社長は「数分の停電は予測していたが、日をまたいだ停電は今回が初めて。屋根が飛んできたのは想定外だった」と話し、5日以降は臨時休業の対応や手作業での梱包(こんぽう)作業に追われた。

 6日夕方には停電が復旧し、4日に停止したコンピューター処理を更新。電話線の復旧や割れた壁の補修など完全復旧には2カ月以上を要する見込みだが、7日から通常営業を再開した。

 奥山社長は「3営業日前に予測できれば臨時休業にできるが今回はできなかった。今回の台風で、防災シャッターの設置や階段の安全確認、臨時休業をするための体制を考えなければいけないと学んだ」と話していた。