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大阪商業大学で囲碁企画展 歴史と文化、100点の展示物でたどる

解説する主任研究員の古作登さん

解説する主任研究員の古作登さん

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 大阪商業大学アミューズメント産業研究所(東大阪市御厨栄町4、TEL 06-6618-4068)で10月1日、第17回特別展示「日本における囲碁の歴史と文化 -本因坊算砂から本因坊文裕まで-」が始まった。

孝明天皇が愛用したとされる碁盤

 2500年以上前に古代中国で生まれたとされる囲碁。飛鳥時代には日本に伝わり、江戸時代に入ると本因坊家を筆頭とする囲碁の家元制が成立し一般にも普及した。同展では、同研究所、日本棋院、関西棋院などが所蔵する史料約100点で囲碁の歴史と文化をたどる。

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 会場は5つのコーナーで構成する。展示1では、螺鈿細工が施された猫足スタイルの中国製碁盤や、木製で四面に青龍や白虎が描かれた朝鮮様式の碁盤、本因坊算砂の肖像画や算砂が使ったとされる碁盤のパネルなどを展示する。展示2では、免状や袈裟(けさ)、写真パネルなど、本因坊家に関連する物を中心に近世から現代までの史料を集めた。

 展示3では、孝明天皇が愛用したとされる碁盤や、碁盤師の名跡・福井勘兵衛の銘盤、スペースシャトル「エンデバー」船内で若田光一さんとD.バリーさんが対局した碁盤と記念写真、視覚障害者用19路盤など、さまざまな囲碁用具が並ぶ。展示4では「生活の中の囲碁」として、碁をデザインに取り入れた浮世絵や絵皿、和暦「貞亨暦」を作った暦学者で囲碁棋士でもあった渋川春海の掛け軸など、展示5では、近年の囲碁ブームを作り上げた「ヒカルの碁」の単行本やグッズを展示する。

 見どころについて主任研究員の古作登さんは「ただのゲームではなく、その時代の生活を表していて江戸期にかなり普及した。コレクションや美術品などいろんな楽しみ方ができる」と話す。

 開館時間は10時~16時30分。入場無料。11月4日まで。