近鉄・布施駅近くの「SEKAI HOTEL Fuse(セカイホテル フセ)」(東大阪市足代1)が2月1日~15日、駄菓子店「三ノ瀬ショップ」(大阪市生野区)とコラボしたバレンタイン宿泊プランを提供する。
「SEKAI HOTEL」は、地域の空き家をリノベーションして客室に転換し、周辺の飲食店や銭湯と提携することで、レストランや大浴場などホテル機能の一部を地域に分散。街全体をホテルに見立てて開発する宿泊施設で、住宅リノベーションを手掛けるクジラ(大阪市)が展開。「地域の日常に溶け込む体験」を提供し、日本文化の発信に取り組む。
大阪市西九条に続き昨年9月に開業した布施のホテルは、2棟5客室20床で運営しており、現在も3棟で客室の工事を進める。現在の利用客は、日本人が7割、外国人が3割の割合で、外国人の利用が増えてきているという。
同ホテルの宿泊プランには「SEKAI PASS」が付いており、パスを提示すると、お好み焼き店や寿司店、喫茶店、ベーカリーなど10店舗の提携店で割引きや限定セット商品の購入ができるほか、宿泊客限定の和菓子作り体験プラン利用などの特典が受けられる。
バレンタインデーに合わせて企画した宿泊プランでは、「日本で育った多くの大人が懐かしいと感じる幼少期のORDINARY(日常)を国内外問わず多くのゲストに体験してほしい」と、地域の子どもたちが通う駄菓子店「三ノ瀬ショップ」と提携し、好きな駄菓子300円分を選ぶ体験をパスの特典として用意。
広報担当の三谷昂輝さんは「大人になるとなかなか駄菓子屋さんに足を運ぶこともないが、久しぶりに行ってみるとあの頃のワクワクがよみがえる。SEKAI HOTELに泊まって布施の街を楽しんでほしい」と話す。
宿泊料金は、ドミトリー1人=3,500円~、ツインルーム1室=1万2,000円~、デラックスルーム=3万6,000円~。