東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)で3月27日、「第62回 夢をかたちに展」が始まった。
デッサン、水彩画、油絵、パステルなどの初心者を対象とした創作講座を開講している同施設。全8回~9回の連続講座を1年に3回開講し、修了するごとに受講生の作品展を開いている。専門講師が指導する定員各12人の講座で、「受講者は絵を描いてみたいが何から始めたらいいか分からないという人が多い」と、水彩画と鉛筆デッサンの講師を務める西原尚美さん。受講者は50代以上が中心で、「最初は緊張しているが、和気あいあいとした雰囲気で友だちになる人もいる」という。
1月~3月の62期創作講座は、「はじめての油絵教室」と「はじめての鉛筆デッサン教室」が開かれ、油絵11人、デッサン13人の作品を会場に展示。講座の始めの方では共通のモチーフを描くレッスンをし、最後は作品展に向け、それぞれが好きなモチーフを持参して描く。会場では講座の雰囲気が分かるよう、実習風景のスライドショーも放映している。
西原さんは「一人で描いていて不安に思う人もいるので、みんなが描いているところを見ることができることに講座の意義があると思う。まず道具に慣れて描いてみてもらって、それがきっかけになって趣味として描いてもらえたら。初心者だけでなく、もう一歩進みたい人やもう一度基本を知りたいという人にも来てもらいたい」と呼び掛ける。
63期講座は4月17日~6月13日、デッサン教室と水彩画教室を開講する。デッサン教室は毎週水曜、水彩画教室は毎週木曜で、それぞれ13時~16時に開講する。定員各12人。申し込み多数の場合は抽選を行う。教材費は、デッサン=1,000円、水彩画=2,000円程度。必要な道具の説明は初日に行い、共同購入も利用できる。応募資格は18歳以上で全回出席できる人。申し込みは同展開催期間中に会場で受け付ける。
開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。3月31日まで。