当機構では、大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館の収蔵品合計200万点以上の中から、都市大阪の魅力を体感できる代表品として選定した「大阪の宝」120点をWebサイト「デジタル大阪ミュージアムズ」で公開しています。(https://dom.ocm.osaka/)
本コンテンツは、Web上の体験を通して大阪の宝をより楽しみ、より味わい深く鑑賞できるように、作成いたしました。作品の中の登場人物が動くアニメーション動画や、ナレーション、3DデータのAR表示、拡大表示などを通して、大阪の宝のさまざまな見方、楽しみ方を提案します。
大人が楽しめるコンテンツとして、また、見て楽しいだけでなく、社会科や理科などの学習にも役立ち、子どもたちと一緒に楽しめるコンテンツとして、どうぞご利用ください。
【URL】https://dom.ocm.osaka/treasure/sp/
スペシャルコンテンツの一部をご紹介!
1.動き出すアニメーション
猿に硬い柿を投げられて死んだ母蟹の復讐のため、子蟹が臼・はさみ・針・栗を従者として仇討ちを遂げるお伽話「さるかに合戦」を描いた上田公長の《蟹子復讐之図》や、《関ケ原合戦図屏風》などがアニメーションになって登場。
上田公長 蟹子復讐之図のアニメーション動画コンテンツ
関ケ原合戦図屏風のアニメーション動画コンテンツ
2.AR表示により国宝《油滴天目茶碗》や、クジラの骨格標本がスマートフォン等の画面に出現
QRコードを読み込むと、スマートフォンに国宝《油滴天目茶碗》の3Dモデルが出現。家で鑑賞したり、普段は見ることができない角度から見たりすることができます。
クジラの骨も3Dモデルが出現。解説動画を見れば、クジラの鼻や首の骨など骨の見方もわかります。
3.大阪の歴史など教科学習に役立つコンテンツも
1. 社会科の教科書でもおなじみの「大塩平八郎の乱」の関連資料『出潮引汐奸賊聞集記(でしおひき
しおかんぞくもんしゅうき)』をデジタル化しました。『出潮引汐奸賊聞集記』は大塩平八郎の与力
時代から反乱、処刑に至るまでの資料を集めたものです。当時と現在の大阪の地図を比較し、『出潮
引汐奸賊聞集記』の挿絵を示しながら、「大塩平八郎の乱」を紹介します。
2. 江戸時代に大阪で銅の精錬を行っていた住友銅吹所が刊行した銅精錬の説明書『鼓銅図録』では、
当時の鉱山での銅鉱石採掘から大阪の銅吹所での精錬までの様子を紹介します。大阪歴史博物館や大
阪市立科学館では、住友銅吹所の展示がありますので、展示見学の前後に見ていただくのもおすすめ
です。
3. 17世紀の星図「天文分野之図」では、当時日本で使われていた中国流の星座を拡大して見ることで
きたり、「文禄の役」の講和交渉に際し、明(中国)皇帝から豊臣秀吉に贈られた国書「明王贈豊太
閤冊封文」では、資料を見ながら現代語訳の朗読を聞くことができるなど、体験できる多彩なコンテ
ンツができました。
2025年4月から、いよいよ各館で「大阪の宝」の展示が順次始まります!
2025年4月から、「大阪の宝」を各館で順次展示します。デジタルの世界と現実の展示を行ったり来たりしながら、「大阪の宝」をご鑑賞ください。
▼「大阪の宝」の情報は、こちらをご覧ください。
https://osakahaku.ocm.osaka/
参考:
大阪市博物館機構では、2025年大阪・関西万博に合わせて、大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館の6館で「大阪博」を開催します。
「大阪博」では、大阪で育まれ、引き継がれてきた各館の収蔵品の中から、都市大阪の魅力を体感できる代表品として選定した「大阪の宝」120点を一斉公開するWeb展覧会のほか、2025年には各館で多くの「大阪の宝」を実際に展示します(※大阪中之島美術館での展示は一部のみ)。
お問い合わせ先
地方独立行政法人大阪市博物館機構 事務局経営企画課
TEL 06-6940-0569
メール koho@ocm.osaka