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大阪府立中央図書館で企画展「タイムスリップ!EXPO70」 大阪万博グッズ200点

トロフィー型や鉛筆削りなどさまざまなタイプの「太陽の塔」

トロフィー型や鉛筆削りなどさまざまなタイプの「太陽の塔」

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで現在、日本万国博覧会のパネルやグッズを展示する企画展「タイムスリップ!EXPO70」が開催されている。

子ども向け商品

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 1970(昭和45)年に開かれた日本万国博覧会は、「人類の進歩と調和」をテーマに77カ国が参加し、6400万人以上が入場した一大イベント。2025年万博誘致の機運を盛り上げようと企画した同展では、日本万国博覧会記念公園事務所(吹田市)が所有するパネルと、万博ミュージアム(池田市)所蔵の万博グッズ200点を展示する。

 大人向けの商品では、同じ頃に普及した「缶切りのいらないビール」や灰皿、マッチ、たばこなど、企業の限定品が並び、子ども向け商品では、文房具や筆箱、ビーチサンダル、ガイドの衣装を着た人形、子どもの未来への夢を具現化したリニアモーターカーなどブリキのおもちゃなどが並ぶ。土産品の定番と言える置物や絵皿、売店で売られていた多様な帽子や団体客がそろいで持っていたバッグなども集めた。

 グッズ数最多を誇る「太陽の塔」関連では、トロフィータイプのものや鉛筆削りなど、色や材質もさまざまな太陽の塔が集結。太陽の塔の3つの顔で構成する信楽焼の高級土産や、「近未来的デザイン」の時計やカメラなども展示する。

 会場には同館が所蔵する資料からもエキスポ70を知ってもらいたいと、一般向けの書籍から記録資料まで約100点を集めた。

 総務企画課の上村厚貴さんは「大阪は博覧会を通して変わってきた歴史がある。大阪万博を肌で感じたことのない世代が増える中、パネルや生活の中にあふれていたグッズを見て日本中が熱狂したことを感じてもらいたい」と話す。

 7月22日14時からは、万博グッズ収集家で万博ミュージアム館長の白井達郎さんを招き講演会「大阪万博よもやま話し-2025年万博の夢」を開催。万博会場でのアルバイトをきっかけにとりこになった万博の魅力やグッズ収集を始めた経緯、万博の持つ力などについて講演する予定。受講無料。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜は17時まで)。月曜休館。7月29日まで。

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