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樟蔭中学校が全生徒参加「花育プロジェクト」 育てた花で「地域に癒しを」

樟蔭中学校の生徒が育てたケイトウとヒマワリを届けた

樟蔭中学校の生徒が育てたケイトウとヒマワリを届けた

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 樟蔭中学校(東大阪市菱屋西4)の生徒が7月13日、校内で育てたヒマワリとケイトウのプランターを東大阪市立永和図書館大蓮分室(大蓮北4)に届けた。

本村館長と生徒が一緒にプランターを設置した

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 同中学校では昨年度、情操教育の一環として全生徒が参加する「花育プロジェクト」を開始。昨年9月から竹中庭園緑化(大蓮北3)の指導を受けながら校内の畑の一部を花壇につくり替え、除草、土づくり、植え付けなどに取り組み、スイセン、アネモネ、フリージアを球根から育てるプロジェクトに取り組んだ。同プロジェクトでは前期と後期に分け花を育てており、昨年後期は生徒が育てたスイセンを理事長や教員にプレゼントした。

 今年の前期は、ミニヒマワリ、キバナコスモス、ケイトウ、ニチニチソウの4種類を育てた。教員の青田優梨香さんは「生徒たちはこまめに水やりをしたり、厳しい環境下でも活動したりできるようになった。今の2年生は1年生の時に球根からスイセンを咲かせ、それが成功体験になっている」と話す。

 24個のプランターは「長引くコロナ禍の中、育てた花を楽しんでもらい、多くの地域の方々に笑顔と元気を届けたい」との思いから、河内小阪駅周辺の店の前や永和図書館大蓮分室に設置することが決まった。

 13日には、2年生の川浪桃さん、上田那々美さん、東端鈴さんが、ケイトウのプランターを2つ、ヒマワリを2つ、同図書館に届けた。本村明彦館長は「大蓮分室にお越しの方のためにスタッフも花を育てており、彩りが豊かになってうれしい。家族連れの利用が多いので、かわいがってもらえるように設置したい」と、生徒たちからプランターを受け取った。

 川浪さんは「クラスのみんなで愛情を込めて花を育てて、地域に配ってそれを地域の方々が見て癒されてくれたら」、上田さんは「最初は花を育てたことがあまりなく分からなかったが、今では花を育てることが楽しい。一生懸命育てた花なので見てほしい」、東端さんは「毎日花の水やりが楽しみになって、違う学年の人とも仲良くなってよかった。以前は虫が苦手だったが、今は虫も生きていて、虫が土をきれいにしてくれるのでいいと思うようになった」と笑顔を見せる。

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