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シャンプーハットてつじさん、東大阪で酒米作り 「みんなの声でおいしい米に」

参加者と記念撮影をするてつじさん

参加者と記念撮影をするてつじさん

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 漫才コンビ「シャンプーハット」のてつじさんが企画するプロジェクト「米から日本酒を造る2022」の田植えが5月15日、東大阪市内で行われた。

同プロジェクトを企画したシャンプーハットのてつじさん

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 日本酒が好きで、田植えから始まる日本酒造りの全ての工程を体験して日本酒のすべてを知りたいと、てつじさんが2019年に始めた同プロジェクト。田植え、稲刈り、精米、酒の仕込みなど、どの工程からでも参加できる体験をクラウドファンディングのリターン品に用意し、出来上がった日本酒を皆で味わうところまでをプロジェクトとしている。

 今年で4年目を迎える同プロジェクトだが、2年目、3年目は新型コロナウイルスの影響で田植えイベントは中止となり、関係者と有志だけで行った。今年は参加者を複数の班に分け、支援者とスタッフ約140人が参加し、久しぶりににぎわいを見せた。

 参加者に向けてつじさんは「毎年おいしいお米ができていて、農家の人となんでおいしいお米ができているかと話したところ、みんなの楽しい声を聞いているからだという結論になった。今日もみんなで楽しく植えましょう」とあいさつ。農家の指導を受けながら、参加者らも田植えを楽しんだ。

 てつじさんは「今年はイベントの制限もなく、やっぱり人が集まるのはいいなと思った。ここでは田舎に行かなくても都市農法で非日常的な体験ができる。同じ品種の酒米をほかでも育てているが、稲がみんなの声を聞いているからここの酒米はおいしい」と笑顔を見せる。今年は同プロジェクトから新しい農業用の長靴が商品化されるなど、「稲から予期せぬことができたりしている」と話す。

 今後は、草むしりや稲刈り、酒の仕込みなどの工程を行う。てつじさんは、東大阪の水田でとれたコメから造る「てつじの酒」のほか、京都・綾部の米農家・井上良夫さんと共に「よしおの酒」も造っており、「酒米を育てた2つの田んぼの土でカメを造り、2つの酒をブレンドして、そのカメに戻すということをしようとしている」と新たな取り組みに意欲を見せる。

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