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東大阪のカフェで純米生原酒新酒お披露目会 東大阪で収穫した山田錦使う

新酒お披露目会の様子

新酒お披露目会の様子

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 近鉄奈良線若江岩田駅近くの酒販店「酒のにしだ」(東大阪市岩田町5、TEL 072-963-3111)が主催する「辛口純米生原酒 大阪産山田錦」の新酒お披露目会が4月2日、「珈琲とコインランドリーのお店。ハレ」(鷹殿町、以下ハレ)で開かれた。

酒のにしだの西田祥一さん

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 漫才コンビ「シャンプーハット」のてつじさんが企画した、東大阪産の酒米の田植えから日本酒を作るプロジェクトの余剰米で造った北庄司酒造店(泉佐野市)の「純米生原酒 大阪産山田錦」。

 同プロジェクトは3回行われているが東大阪市内ではできた日本酒を取り扱っている店がなく、2年前から酒のにしだで販売を開始した。同店では、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」と、東大阪市花園ラグビー場のロゴマークを配したオリジナルのラベルで販売しており、東大阪市のふるさと納税返礼品に採用されている。

 同イベントで同店の西田祥一さんは「田植えから醸造までの工程を行った思い入れのあるお酒」と話し、アルコール度数は一般的な日本酒が15度~16度に対し、同日本酒は18度と高いと説明する。日本酒度は前年の7に対し、昨年収穫分は10と辛口に仕上がっており、飲み比べをして味わいを確認した。

 水田の管理と稲作指導を担当した農家の西田雄一郎さんは「『稲は人の足音を聞いて育つ』といわれるので、田植えをしてから田んぼの中を歩く回数を変えた。昨年は豊作で、ふくらんでくる時期に天候に恵まれたので出来がよかった」と話す。

 同イベントでは、新酒の試飲や飲み比べのほか、同日本酒の酒かすを使ったハレ特製のかす汁や酒まんじゅうも振る舞われた。

 同イベントに参加した50歳の女性は「日本酒をよく飲むがコロナ禍で飲食店に行けず、酒のにしださんで買うようになった。以前にもこのお酒を購入したことがあり、おいしかったので新酒お披露目会に参加した。新酒も変わらずおいしい。かす汁なども出してもらい、お得なイベントだった」とほほ笑む。

 「辛口純米生原酒 大阪産山田錦」の価格は、720ミリリットル入り=1,650円、1800ミリリットル入り=3,300円。

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