近鉄けいはんな線荒本駅すぐのサンリットビル1階に6月1日、「CPC卓球センター」(東大阪市荒本新町、TEL 070-7570-9680)がオープンした。
日本卓球リーグ男子1部に所属する「クローバー歯科カスピッズ」、女子2部の「クローバー歯科フェアリーズ」を運営する医療法人クローバーが開設した同卓球場。同法人は、門真市、八尾市、守口市で4軒の歯科医院を経営しており、歯科医で自身も卓球を続けているという保田晃宏理事長が「卓球に対して熱い情熱を持っている人に、仕事と卓球、両方を頑張れる居場所を作ってあげたい」と、2017(平成29)年に実業団チームを立ち上げた。
選手は歯科助手として働き、仕事が終わってから門真市にあるチームの卓球場で練習をしている。新設した「CPC卓球センター」では、仕事の一環として選手が日替わりでコーチを務め、一般向けにグループレッスンを行う。
レッスンは、午前、午後、夜間と1日3部あり、初心者から上級者まで同じグループでレッスンを行う。男子チームの監督兼選手の藤本海統さんは「卓球を楽しむというのではなく、『卓球で』をコンセプトにしている。卓球をすることで会話が生まれたり友だちができたりするなど、卓球をきっかけに皆さんに何かを提供したい」と話す。
オープンから2週間がたち、「強くなりたいという学生や近くの老人会の方など、幅広い層の方が来てくれている。新型コロナの影響で卓球をしていなかったが、久しぶりに卓球をしたいと来る人もいる」という。
卓球の魅力について「老若男女、誰でもできるスポーツなので始めやすい。ラケットとシューズがあればどこでもできるし、久しぶりという人でもできる」と藤本さん。「地域密着の卓球場を増やして大阪の卓球人口が増えればという思いでしている。選手の試合時にはここに集まってライブ配信を見たり、地域の子どもが参加しやすい卓球以外のイベントをしたりしていきたい」と意欲を見せる。
レッスンは、コーチの指導2時間とフリー練習1時間の3時間構成。レッスン料は1回1,600円。選手が試合に出場する期間はコーチ不在のため、卓球台の貸し出しを行う(1時間1,000円)。