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枚岡神社が大賞受賞 「大阪のいちびりさん」を表彰する「なにわ大賞」

枚岡神社の注連縄掛(しめかけ)神事(通称=お笑い神事)

枚岡神社の注連縄掛(しめかけ)神事(通称=お笑い神事)

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 なにわ名物開発研究会(大阪市中央区)が主催する「第21回なにわ大賞」の大賞に、枚岡神社(東大阪市出雲井町)の中東弘宮司が選ばれた。

 大阪府内の異業種ネットワークとして1996年に設立した同会では翌年から、「大阪の名物と言える人やグループを市民目線で発掘してたたえ合おう」と、「大阪一のいちびりさん募集」をキャッチフレーズに「なにわ大賞」を開催。「いちびり」は、現在使われているような目立ちたがりやお調子者をちゃかす意味ではなく、語源となる市場を身ぶり手ぶりで取り仕切る「市振り」の意味で、転じて物事のリーダーシップを取ることや人を指しているという。

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 同賞では、文化、歴史、芸能、アート、まちづくり、ビジネス、商品開発、教育、国際協力、スポーツなどの分野で大阪らしいユニークな活動している個人・団体を募集しており、今年は76件の応募があった。

 大賞は、12月23日に注連縄掛(しめかけ)神事(通称=お笑い神事)を斎行する枚岡神社が受賞。同神事は1年間のさまざまな出来事を笑い飛ばし新年の開運を願うもので、宮司の呼び掛けに続き参拝客らが20分間笑うもの。以前は宮司と氏子総代だけで行っていたが、中東宮司着任後は参加を一般に広く呼び掛け、メディアでの注目も高まり昨年は4000人以上が参加した。

 準大賞には、東大阪市内の町工場や職人の姿を撮影し続ける川勝溶工所(高井田西2)の川勝親さんが選ばれた。川勝さんは自身も溶接職人で、変わりゆく「ものづくりのまち」の姿を残そうと、仕事の合間を縫って2万枚以上の写真を撮影し、記録を続けている。もう一つの準大賞には、図書館や学校、病院などに出張し、大阪府下各地域に伝わる民話や童謡、戦争体験記、なにわ言葉などをテーマに話をする「なにわ語り部の会」(大阪市)が選ばれた。

 特別賞は、大阪川床「北浜テラス」を実現した「大阪まちプロデュース」、大阪市西淀川区の町工場とはじめ研究所が発起人となる「4mロボットプロジェクト」、元芸妓(げいぎ)で戦後大阪の花街文化を伝える日本舞踊家の西川梅十三さん、宮大工集団「金剛組 匠会」、大阪城南女子短期大学ミュージカル隊、ドライバーやレンチの使い方を指導し、ねじや端材を用いて作品を作るワークショップを開く「にじいろのネジプロジェクト」がそれぞれ受賞した。

 7月28日11時からは、東大阪市役所1階ロビーで「贈呈(も~て~)式」を開催。同会代表幹事・会長の野杁育郎さんは「大阪市域以外で初めて開催する贈呈式。多くの東大阪のいちびりさんに受賞いただくので、お祝いにお越しいただければ」と呼び掛ける。