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東大阪で「製造業対抗ミニ四駆大会」 自社の技術アピール、展示会同時開催

ザ・クラフターズ会長の戸屋加代さん

ザ・クラフターズ会長の戸屋加代さん

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 「第5回ザ・クラフターズカップ 製造業対抗ミニ四駆大会」が3月22日、クリエイション・コア東大阪(東大阪市荒本北1)で開催される。

コースに仕掛けられるギミックは毎回変わる

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 製造業の活性化や未来のものづくり人材の育成、企業マッチングなどを目指し、2023年5月に8社の製造業で設立したものづくり集団「ザ・クラフターズ」が主催する同大会。各社の技術をアピールし、ものづくりの楽しさを次世代に伝える場として、2023年7月に第1回を開催した。東大阪市での開催のほか、昨年11月には兵庫県尼崎市で開かれた「あまがさき産業フェア」会場でも開催。今年2月には埼玉県入間市で関東大会を開いた。参加する企業や学生がそれぞれ持つ技術を生かして改造した機体でレースに挑む。

 当日は、レースに出場する企業や協賛企業がブースを出展し、技術者や技術を求める企業と直接話ができる展示会も開催する。展示会について、ザ・クラフターズ会長でMACHICOCO(川俣本町)社長の戸屋加代さんは「他社の技術を知り、自社の技術を見つめ直す機会になっている。学生が企業を訪問して技術を学ぶなど企業との交流が生まれたり、参加者間で仕事が生まれたりしている」と話す。

 運営事務局では現在、出場者を募集している。出場できるのは、製造業、ものづくりに携わる企業・学生先着32組。参加費は、企業=8,000円、学生=3,249円で、展示会1ブース付き。自社技術で改造したミニ四駆の機体と、ミニ四駆をコントロールするための乾電池型IoT製品「MaBeee」1本が必要。出場者以外の展示協賛企業(1コマ3万円)や観戦者も募集する。大会終了後には懇親会を開く。

 戸屋さんは「安価にブースを出展できる展示会を兼ねることで技術を探している企業にアピールする場にするとともに製造業が抱える販路が拡大できないという問題を解決するイベントにしていけたら。学生と企業が交流することで人材不足も解決できれば」と話す。

 7月26日・27日には、大阪・関西万博の会場内でミニ四駆大会を開催することが決まっている。出場資格は今年5月までのザ・クラフターズ主催大会に出場経験のあるチームで、同会場にも展示エリアを設ける。

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