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東大阪で「サブローごまデザインコンテスト」 「笑」テーマに作品募集

さまざまなデザインの「サブローごま」

さまざまなデザインの「サブローごま」

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 NPO法人「おまけ文化の会」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)が現在、「第8回サブローごまデザインコンテスト」の作品を募集している。

回っている状態の「サブローごま」

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 近鉄奈良線・八戸ノ里駅近くの「宮本順三記念館 豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の運営を支えることを目的に、さまざまな文化活動を行う同団体。理事長で折り刃式カッターを製造する「オルファ」創業兄弟の一人である岡田三朗さんが、「作ることの大切さを伝えたい」との宮本さんの思いに共感し、「(宮本さんがデザインしていた)グリコのおまけにコマが多かったのでコマを作ろう」と、「サブローごま」を考案した。

 「サブローごま」はビー玉と厚紙を組み合わせたもので、当初は岡田さんがデザインをして完成品を販売していたが、「自分で作るほうが面白いのでは」と工作教室を開講。用紙にそれぞれが好きなデザインを描き、多くの作品が集まったためコンテストを行うことになった。同商品の販売から約11年がたち、昨年は累計販売数が10万個を超えた。

 昨年の同コンテストには、保育園や幼稚園、デザイン専攻の高校・大学、老人センターなど国内各地からの応募に加え、「ボストン・チルドレンズ・ミュージアム」など海外からも応募があり352点が集まった。

 同館の磯田武士さんは「コマを回すと紙が舞い上がり止まると収まるものや立体的な作品もあり、こちらがびっくりするような作品も多い」と話す。3歳~92歳と幅広い層から応募があり、2011年からは岩手県大槌町の児童もコンテストに参加。コンテストで集まった参加費は必要経費を除き、応募期間中に販売するチャリティー作品の売り上げとともに大槌町教育委員会に寄付しているという。

 今年のテーマは「笑」。応募にはコンテスト用コマの費用を含む300円が必要。1人1作品まで。同館への持ち込みと郵送で受け付ける。応募締め切りは来年1月15日。

 フレスポ東大阪、ドリーム21、小阪商店街など市内各地で応募用のコマを作るイベントも開く。磯田さんは「コマとして回ればデザインはどのようなものでもOK。みんなで笑って考えよう」と応募を呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時。月曜・金曜、12月28日~1月4日休館。

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