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東大阪・旧河澄家で「端午の節句展」 節句のぼりや五月人形など16点

日下地域で使われていた節句のぼりと五月人形を展示

日下地域で使われていた節句のぼりと五月人形を展示

 企画展「端午の節句展」が現在、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で開催されている。

居室部分に飾る五月人形

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 5月5日の端午の節句に合わせ、2016(平成28)年に始まった同展。地域の家庭から寄贈を受けた五月人形やこいのぼりを飾る。今年は五月人形6組、かぶと飾り4点、こいのぼり3組、節句のぼり1点、甲冑(かっちゅう)1組、節句のぼりをアップサイクルしたバッグ1点、合わせて16点を展示する。

 節句のぼりは日下町で使われていたもので、長さ9.2メートル、幅78センチ。信長、秀吉、家康が描かれている。節句のぼりは武者のぼりとも呼ばれ、江戸時代初期から武家の家で端午の節句の外飾りとして屋外に立て、男の子の健康・出世を祝い願うようになったもので、江戸時代中期以降は庶民にも広がったという。

 奥座敷「棲鶴楼(せいかくろう)」には、河澄家に伝わる甲冑「当世具足」を飾る。甲冑のかぶとの吹き返し部分には、河澄家の家紋「沢瀉(おもだか)紋」が入っている。沢瀉はオモダカ科オモダカ属の水生植物で、葉の形が矢じりに似ていることから武士の間で人気があったという。土間の吹き抜けではひごいが泳ぎ、前庭には吹き流しやこいのぼりを飾る、

 同館学芸員の松原栄一さんは「毎年こいのぼりを飾ると、小学生同士で見に来たり、年配の方は昔は家にあったなどと話してくれたりする。ハイキングに来た人で休憩のために立ち寄り、そのまま展示を見ていく人も多い」と話す。

 「当時は、今では見なくなった武者のぼり、節句のぼりを立てて子どもの成長を祝っていた。解説パネルの浮世絵を見ながら、当時のお祝いの様子を想像してほしい。子どもの成長を願うのはいつの時代も同じだが、時代によって形が変わっていることを感じてもらえたら」と話す。

 開催時間は9時30分~16時30分。入館無料。5月6日まで。

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