近畿大学(東大阪市小若江3)総合社会学部総合社会学科社会・マスメディア系専攻・村松秀教授ゼミ3年生の学生3人が布施の商店街にちなんだ紙芝居を制作した。9月5日に布施の商店街で開催される「布施土曜夜市」で上演する。
同ゼミが昨年、布施商店街連絡会(足代新町1)と協力して地域住民からかつての暮らしや出来事、文化について聞き取った布施の歴史を言葉として抽出して河内弁ののぼり旗と共に制作し、地域イベント「布施土曜夜市」で上演したところ好評だった紙芝居を今年も制作することになった。
今年制作したのは布施にすむ妖怪を主人公にした物語。同商店街で、商店街内に隠れている妖怪を時間内に探し出し、参加者自身とともに撮影して集めるイベント「妖怪あつめ」を2017(平成29)年から開催していることからテーマを妖怪に決め、同イベントのポスターにも描いている妖怪「恥っかき」を主人公にした。物語には、今は知る人が少なくなった昔の祭りの様子なども描かれており、毎年開催している妖怪あつめの周知とともに布施の良さと恥っかきの魅力を伝えたいという。
制作した学生の一人・和平奈三さんは「『妖怪あつめ』を企画した人からどんな妖怪がいるのか教えてもらった。見た目も、恥ずかしくて隠れてしまうキャラクターもかわいいので主人公に選んだ」と話す。
物語について、同じく中尾百花さんは「恥っかきは周りの人から怖いと思われているが、困っていた時に街の人に助けられ、ひっそりと恩返しをしていく。街の歴史や文化も取り入れつつ、子どもが怖がらないように、ハートフルなストーリーに仕上げた。どのようなストーリーにするか、最初に方向性を決めるのが一番大変だった」と明かす。
制作は8月から始め、3人で学校やカフェに集まり、夏休み期間中に26枚の紙芝居を完成させた。9月5日の上演に向け、これから演じ方の練習を重ねるという。
当日は「街の駅 クレアホール・ふせ」(足代北2)前のスペースで18時から、複数回にわたり披露する予定。