家電・雑貨を企画販売する「ライソン」(東大阪市御厨南1)が8月1日、家庭用ゲーム「レトロスティック 『イーハトーヴォ物語』」の販売を始めた。
「イーハトーヴォ物語」は、1993(平成5)年にゲームメーカー「ヘクト」が発売したスーパーファミコン用のソフト。宮沢賢治が描いた理想郷「イーハトーヴォ」を舞台に、プレーヤーが旅人となり、「セロ弾きのゴーシュ」「銀河鉄道の夜」など、物語の世界を旅する。多和田吏さんが作曲した18曲のオリジナルオーケストラ楽曲が宮沢賢治の幻想的な世界観を再現しているという。
ライソンの「レトロスティック」シリーズは、テレビのHDMIポートにスティックを挿し、付属のワイヤレスコントローラーで操作して遊べる、ゲーム内蔵のエミュレータースティック。同社広報担当の三上紅美子さんは「今はスーパーファミコン本体を持っている人も少ないので、現在40~50代の人が当時遊んでいたスーパーファミコンのソフトをテレビのHDMIポートに挿すだけで遊んでもらえるスティックに入れて販売すれば買ってもらえるのでは、とゲームの版権を持っている企業などを探し、ヘクトの関雅行さんと出会った」と振り返る。2024年11月には、ヘクトの4タイトルを収録した「脳を鍛える大人の娯楽ゲーム 4in1」を発売した。
「イーハトーヴォ物語」は「脳を鍛える大人の娯楽ゲーム 4in1」にも収録されていたが、「今年8月27日の宮沢賢治生誕130年記念に、当時の雰囲気を再現したパッケージで発売し、スーパーファミコンで遊んでいた頃を思い出してもらいたい」と、同社が関さんに提案。スーパーファミコン版のパッケージと同封の説明書を再現した「レトロスティック 『イーハトーヴォ物語』」が完成した。
三上さんは「スーパーファミコン版で遊んでいた人のために、このパッケージデザインでないとだめだ、と作った復刻版。発売から間もなく追加生産が決まり、予想を上回る反響をいただいている」と話す。
価格は6,600円。量販店、玩具専門店、楽天ブックスなどで販売する。