東大阪経済新聞の2018年年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、東大阪の企業が開発した「焼きペヤング専用ホットプレート」の記事だった。
家電・雑貨を企画販売するライソンが、「焼きそばなのに焼いていない」ことに矛盾を感じ開発した「ペヤングソースやきそば」専用のホットプレート「焼きペヤングメーカー」。クラウドファンディングで資金を募り、12月14日時点では第1目標金額の50万円を大きく上回り、330万円以上が集まっている。
ランキングは1月1日から12月14日までに配信したヘッドラインニュースを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 東大阪の企業が「焼きペヤング」専用ホットプレート開発 支援者募集、5時間で目標額に(11/30)
2. 東大阪で「戯曲創作ワークショップ」 公演目指し「市民演劇プロジェクト」発足(9/5)
3. 近鉄ライナーズ、新加入選手を発表 実績あるバックス中心に補強(4/5)
4. 東大阪・布施の「SEKAI HOTEL」、9月25日開業へ 200人収容目指す(8/29)
5. 東大阪・布施に「SEKAI HOTEL布施」開業 「街の日常に溶け込む非日常体験」を(9/25)
6. 花園中央公園で「ラグビーのまち東大阪の夕べ」 花園ラグビー場一般公開も(10/10)
7. JRおおさか東線「衣摺加美北駅」で開業前の見学会 シンボルカラーは露草色(3/12)
8. 東大阪で3万3000世帯に避難勧告 「常に最新情報の確認を」(7/6)
9. 東大阪で写真家・星野道夫特別展 アラスカの自然や動物など250点(2/1)
10. 「東大阪市民ふれあい祭り」開催へ モンスターエンジンの漫才も(5/9)
2位には、来年9月に供用開始予定の東大阪市文化創造館での市民演劇開催に向け、「おっさんずラブ」「チア☆ダン」の脚本を手掛けた徳尾浩司さんを講師に迎えた「戯曲創作ワークショップ」、3位には、ジャパンラグビートップリーグへの復帰に挑む近鉄ライナーズの記事が入った。
4位・5位は、街全体をホテルに見立て、商店街に点在する空き店舗をリノベーションして客室として活用する「SEKAI HOTEL(セカイホテル)布施」に関する話題。7位の衣摺加美北駅が開業したJRおおさか東線は、来春には放出-新大阪駅が開業する予定で、新大阪駅-奈良駅間を直通で結ぶ「直通快速」の停車駅に高井田中央駅とJR河内永和駅が加わる。
2019年はラグビーワールドカップが9月20日に開幕し、東大阪市花園ラグビー場では4試合が予定されている。市内はまだ盛り上がりに欠けるとの声も聞かれるが、東大阪ツーリズム振興機構では市内の事業者とともに体験型観光プログラムの開発、商店街では英会話レッスンや指差しシートの作成など外国人観戦客を迎える準備が進められている。来年もアジア初開催の歴史的なイベントに向け変遷する街の様子を記録していきたい。