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東大阪・旧河澄家で「書道展」 書家と生徒の作品52点 好きな言葉を自由に

小学生、大人、深川秀鳳さんの作品が並ぶ

小学生、大人、深川秀鳳さんの作品が並ぶ

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 企画展示「書道展」が現在、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で開かれている。

産経国際書展に入選した深川さんの作品

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 日下地域在住で「秀鳳(しゅうほう)書の教室」を開く深川秀鳳さんと生徒の作品52点を展示する同展。深川さんは祖母の勧めで5歳から書道を始め、就職を機に一度は書道から離れたが、国際線の客室乗務員として世界各国の文化や芸術に触れる中で日本文化の良さを再認識し、退職を機に書を学び直した。

 2008(平成20)年には書道教室を開校し、2015(平成27)には由源社最高位師範を取得。幼稚園児から80代の生徒が通う、日下布市教室、布施三ノ瀬教室、新石切教室の3教室の運営と、デイハウス利用者向けの書道教室のほか、旧河澄家での外国人観光客向けの書道体験講師、ホテルや神社での書のリクエスト揮毫(きごう)、インバウンド向けのインテリア書の販売など、精力的に活動している。

 同館での書道展は3回目で、深川さんが書道教室で大切にしている「楽しくお稽古する」に沿ってテーマを決めず、それぞれ好きな言葉や文字で作品を仕上げた。「好きな野球選手やサッカー選手の名前を書いたものなど、普通の書道展では出せないような作品もある」と深川さん。小学生は作品と合わせ、来年の目標や夢を書いた色紙も展示する。

 深川さんの作品は、産経国際書展や由源展に入選した作品と、世界平和をテーマにしたデザイン書道を展示。会場には、大人の生徒やデイサービスで習うシニアの作品も並ぶ。

 深川さんは「書道を習っている生徒の家族や親戚、友達などに見に来てもらい、成長を感じてもらいたい。生徒には、ほかのクラスの作品などを見てもらって、あんなに大きな作品が書けるようになるんだと思ってもらえたら」と話す。

 来年1月8日は、深川さんが講師を務め、好きな字をカレンダーに書く新春書道体験(10時~12時)を同館で開く。参加費300円。申し込みは同館で受け付ける。同日13時~15時は、参加者が書いた字をTシャツやトートバッグにプリントするデザイン書道体験を行う。参加費は3,300円~。申し込みは「ひがしおおさか体感まち博2023」ウェブサイトで受け付ける。

 展示開催時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。来年1月14日まで。

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