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東大阪の「麺屋TRY」が「中華そば九兵衛」にリニューアル 多店舗展開視野に

中華そば九兵衛 本店

中華そば九兵衛 本店

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 近鉄けいはんな線・荒本駅近くのラーメン店「麺屋TRY」が1月29日、「中華そば九兵衛本店」(東大阪市荒本北2、TEL 080-3104-1497)としてリニューアルオープンした。

チャーシュー2枚と油かす、味玉をトッピングした「九兵衛そば」

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 店主の小野寺幹(もとき)さんは、近畿大学近くで居酒屋を10年ほど経営。若者の酒離れや過去にラーメン店で働いた経験から「いつかラーメン屋をしたいと思っていた」といい、2015(平成27)年4月、現在の場所に「らーめん甚兵衛」を開店した。フランチャイズ店だったため、「自分で作りたくなった」と、2017(平成29)年9月には「麺屋TRY」にリニューアル。翌年2月には、自家製麺で提供したいと「荒本製麺所」を開設した。

 麺屋TRYはビジネスマンやファミリー層など客層が幅広く、ラーメンのほかにもギョーザや唐揚げなどを提供していたが、「一度、自分のラーメンがどこまで極められているのか試したい」と、昨年2月、セカンドブランドとなる「中華そば九兵衛」を長田にオープン。オープン直後から立て続けにメディアに取り上げられ、京都競馬場で行われた「関西ラーメンダービー2019」では3位に入賞。グルメコミュニティーサービス「SARAH」が主催する「JAPAN MENU AWARD」では2メニューが表彰された。

 九兵衛の仕込みは麺屋TRYで行っており、「厨房(ちゅうぼう)と調理を同じスペースで行っていることに限界を感じてきた」と小野寺さん。テーブル席をつぶして調理スペースを作るため、営業を続けながらガス工事以外の改装工事をすべて自身で手掛け、「中華そば九兵衛 本店」としてリニューアルした。

 麺は、北海道産のはるゆたかと三重県産の伊勢の響を使用した自家製麺で、つるつるもちもちした中細麺。スープは、国産の親丸鶏をじっくり煮込み、魚介系の素材を使った「塩たれ」と「しょうゆたれ」の2つのたれをブレンドし、1週間以上熟成させ合わせる。

 「中華そば」(700円)は、秘伝のたれで調理した国産豚肩ロースのレアチャーシューとメンマ、ネギをトッピング。味玉をトッピングする「味玉そば」(800円)、油かすを入れる「河内そば」(900円)、チャーシュー4枚の「肉そば」、チャーシュー2枚と油かす、味玉の「九兵衛そば」(以上1,000円)、塩そば(750円)を提供する。ご飯(100円~)、豚バラチャーシューとメンマを細かく刻んで入れた肉飯(300円)もある。

 小野寺さんは「長田店は昼営業のみで、夜営業の要望が多かった。今は長田店と同じ6種類だが、限定メニューなどにも取り組みたい。体制作りをして店舗を増やしていけたら」と意欲を見せる。

 席数は、カウンターとテーブル席を合わせ22席。営業時間は11時~14時30分、18時~20時45分。日曜定休。

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