東大阪市内の優れた製品を市がブランド認定する「東大阪ブランド」の認定式が10月28日、東大阪市役所本庁舎で行われた。
イトウミシンの「Retired Climbing Rope Belt」
東大阪ブランドは、市内企業のオリジナル製品の中から「ナンバーワン」「オンリーワン」「プラスアルファ」の基準に基づき審査し、認定する地域ブランド。毎年2回募集し、今回の2026年度第1回認定5社7製品を合わせ、認定は99社173製品となった。
クライミングロープのアップサイクル製品を作る「イトウミシン」(中新開2)は、不要になったクライミングロープを回収し、洗浄して芯を抜いたものを縫製して、ベルトやストラップ、バッグの持ち手など、さまざまな商品に生まれ変わらせている。2本のロープを合わせて縫製した「Retired Climbing Rope Belt」がオンリーワン製品に認定された。現在、全国の登山用品店約40店で販売している。イトウミシンの伊藤紅子さんは「東大阪市内での販売はまだ1店だけなので、多くの人に見ていただきベルトを身に着けてもらえるよう頑張りたい」と意欲を見せる。
育児商品を手がける「SAMOE」(玉串町東3)は、ロング丈で裾の吸盤をテーブルに固定することで離乳食期の食べこぼしをキャッチする食事エプロン「オールカバーエプロン」と、エプロンやレインウエア、授乳ケープなど6通りの使い方ができる「マルチウェア」の2製品が認定を受けた。マルチウェアは肩に隠しボタンが付いており、子どもの成長に合わせて袖の長さを変えられるので長く使える。左官萌美社長は「私自身4人の子どもを育てているので、食べこぼしの後片付けの大変さを感じていた。共働き世帯が多くなっている中、親の負担を軽減する役に立てたら」と話す。
緩み止めナットを製造する「ハードロック工業」(川俣1)は、ベアリング用ロックナットの新製品「HLB-XB」「SLB」の2製品で認定を受けた。同社は、くさびの原理を用いた六角ナットを中心に開発・製造してきたが、今回認定を受けた2製品は回転する軸受け用のロックナットで、緩み止め効果はそのままに、高速回転にも対応できる重心バランスを実現させた。若林雅彦社長は「ベアリング用ロックナットを2本目の柱にしたい」と意気込む。
レインウエアメーカー「ミヤコート」(吉松2)は、「AX750 回転フード レインポンチョ」がオンリーワン認定された。通常のフードは固定されているため顔を左右や後ろに向けた時に視界が遮られるが、首の後ろ部分に付けたレールにより顔の向きに合わせてフードが回転するため、自転車運転時など視界を広く保つことができる。若井ホールディングス(森河内西1)の「Kneeble(ニーブル)」は紙製の折り畳み式テーブルで、スポーツ観戦時など椅子しかない場所で、膝上にセットしてドリンクやフードなどを置くことができる。