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東大阪で「子どもラグビー絵画公募展」 児童の視点でラグビーの魅力描く

松葉幼稚園の作品

松葉幼稚園の作品

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 東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)で12月14日、「第3回子どもラグビー絵画公募展」が始まった。

金賞を受賞した瀧川周さんの作品

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 以前は、全国高校ラグビー大会に合わせて写真展を開催していた同館。東大阪市花園ラグビー場がラグビーW杯2019の会場に一つに選ばれ、「子どもたちにもっとラグビーに関心を持ってもらいたい」と2015年から、市内在住・在学の未就学児と小学生を対象にした絵画公募展を開催している。

 今年は、市内の小学校、幼稚園、保育園、絵画教室などと個人から集まった399点の作品を展示。会場入り口壁面には、ラグビー選手や観戦客など大勢の人が楽しむにぎやかな松葉幼稚園の大型共同作品2点を展示する。

 入り口近くには、市立花園北小学校4年の瀧川周さんの金賞受賞作品を展示。同館学芸員の柳知明さんは「動きのある絵で、ユニホームを描き分けたりヘッドギアの側面をきっちり描いたりするなど、ラグビーのことをわかっている。ちょっとはみ出している臨場感のある絵」と受賞理由について話す。今回は金賞1点のほか、銀賞2点、銅賞18点を選出した。

 団体ごとに、パステル調の作品や観客のいないラグビー場、市のマスコットキャラクター「トライくん」など、同じラグビーをテーマにしたものでも作品はさまざま。週末は応募した児童とその家族らが訪れ、ほかの作品を見ながら感想を言い合っていた。

 柳さんは「絵画展を見に来た時にまたラグビーに関心を持って試合を見て、音などからラグビーの魅力を感じてもらうきっかけになれば。今は学校などの課題になっているが、自分から描きたいという気持ちを持って描いてくれる子が増えたらうれしい」と話す。

 開館時間は10時~17時(最終日は15時まで)。月曜、12月29日・31日、1月2日休館(1月1日は臨時開館)。入場無料。来年1月8日まで。

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