7月の「再犯防止啓発月間」「社会を明るくする運動」強調月間に合わせた展示「『再犯防止』ってなに?」が7月16日、大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1)で始まった。
2023年に始まった同館での展示。大阪府危機管理室治安対策課支援推進グループの池内和真さんは「防犯や被害者支援については関心を持ってもらえるが、一度罪を犯した人が二度と繰り返さないようにするための取り組みが府民に浸透していないことから、周知を徹底したいと開いている」と話す。
会場では、社会復帰支援の取り組みを紹介するポスターや、出所者の就労支援に取り組む「職親(しょくしん)プロジェクト」の活動内容を紹介する情報誌、近畿圏の矯正施設の活動を紹介する冊子「OOKINI~すべての人に」、関連図書などを展示。全国の刑務所で作られた作業製品も並べる。
近畿矯正管区更生支援企画課の吉弘聡憲さんは「初犯者は年々減っているが再犯者数は変わらず、現在は罪を繰り返す人が約半数を占めている。家がない、仕事がない、高齢者、障害があるなど、社会に出ても生きづらい人がいる。出所者には生活の安定が必要で、社会が何をすればいいかをパネルで説明している」と話す。
7月20日には、同館2階多目的室で講演「再出発を支える現場のリアル-かがやきホームでの支援を通して見えたこと」を開催。刑務官として全国の刑事施設で受刑者の改善更生に従事し、定年退官後は奈良県の出資により設立された更生支援団体「かがやきホーム」相談員として出所者の社会復帰に向けた支援に取り組む岡西正克さんを講師に迎え、現場の取り組みや支援について伝える。開催時間は14時~15時。
7月30日には、東大阪市役所(荒本北1)1階ロビーで「刑務所作業製品展示・即売会」を開催。木工製品、革製品のほか、石けん「ブルースティック」や「マル獄シリーズ」の布製品、「横浜刑務所で作ったパスタ」など約1200点の製品を販売する。売上金は、被害者支援団体や刑務作業の材料費に使われる。開催時間は10時~15時
吉弘さんは「加害者を支援するとともに次の被害者を生まないための取り組み。福祉や地域共生に興味を持ってもらい、誤解や偏見を減らすことができれば」と話す。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで、最終日は16時まで)。7月30日まで(7月21日、27日は休館)。