東大阪市花園ラグビー場で12月25日、NHK大阪局の地域ドラマ「花園オールドボーイ」ヒロイン役の岡本玲さんが、ドラマの再放送決定を野田義和東大阪市長に報告した。

花園ラグビー場のスタンドを歩く岡本玲さんと野田義和東大阪市長

　同局では、ラグビーW杯2019のプレ・イヤーに当たる2018年の初めに機運を高めたいと、2014年1月に放送した同ドラマの再放送を決定。全国高校ラグビー選手権大会で50年前に活躍した伝説のラガーマン・井上浩一（麿赤兒さん）が、東大阪市役所の「ラグビーワールドカップ誘致室」とともにラグビーイベントの準備を進めていたところ、ラグビーにあまり興味のない新人職員の桜木優希（岡本玲さん）が「ラグビーワールドカップ誘致室」に配属される。思いがけない理由で花園のグラウンド使用許可が出ないという危機に面し、ラグビーイベントはどうなるのか？というストーリー。

　再放送を報告した岡本さんは「東大阪市の皆さんと作った思い出深い作品。ラグビー酒場では皆さんにラグビーについてお聞きし、ラグビー愛を感じられるいい現場だった」と振り返る。

　野田市長は「あのドラマがまたテレビで見られるかとワクワクしている。岡本さんが市職員役をして以来、東大阪の職員はテキパキと動きが変わったような気がする」と会話を盛り上げ、「ラグビーは見るだけでエネルギーが湧き、友情やふれ合いの力をもたらしてくれるスポーツ。天然芝のグラウンドに観客席も新しくなりゆっくり見られるようになった。岡本さんにも東大阪のいいところをいっぱい訪ねてもらいたい」とアピールした。

　岡本さんは改修工事が進む花園ラグビー場について「撮影したのが2013年で、当時は歴史を感じる建物だったが、今日一歩入ると、まず新しい匂いがして、芝生がすごくきれいで息を飲む感じ。きれいになってうれしい」などと話し、「撮影中に練習の風景は見たが観戦したことがない。ワールドカップはこっそりプライベートで見に来たい」と笑顔を見せた。

　同ドラマは、総合テレビで来年1月13日16時5分～16時48分の放送予定で関西地域のみ。14時5分から始まる「第55回ラグビー日本選手権決勝」に続いて放送するため、延長の場合は繰り下がる。10分以上延長した場合は休止。