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東大阪・加納に燕三条背脂ラーメン「八九十」 スープとタレで関西風にアレンジ

八九十ラーメン半ちゃんセット

八九十ラーメン半ちゃんセット

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 燕三条背脂ラーメン「八九十(やくと)」(東大阪市加納8、TEL 072-873-3131)が9月15日、東大阪・加納にオープンした。

小麦の味を感じられる極太麺

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 「勲 中華そば」跡にオープンした同店。店長の米原太一さんは子どものころからよく料理を作っていたといい、食べることが好きだったことから飲食の道に進んだという。高校卒業後は、中華料理チェーン店でアルバイト、正社員として10年勤め、その後、大阪と奈良のラーメン店に勤務。35歳からは金沢で居酒屋を経営した。

 弟が長野にいたこともあり、新潟や富山に行き、燕三条ラーメンや富山ブラックをよく食べていたという米原さん。新型コロナウイルスの影響で居酒屋の営業ができなくなり、大阪に戻り、共通の知人を介して同店のオーナーと知り合ってラーメン店の開店にいたった。

 店内にはカウンター10席、テーブル席4席を設ける。看板メニューの「八九十ラーメン」(800円)は、極太麺にたっぷりと背脂がちりばめられているのが特徴で、「本来のスープは透き通っているが、大阪は豚骨しょうゆスープが主流なので関西風にアレンジしている。新潟のご当地ラーメンにはしょうがじょうゆラーメンもあり、八九十ラーメンはしょうがじょうゆに背脂を入れたタレを使っているので、意外とさっぱりしている」と話す。

 合わせる具材は、豚バラチャーシュー、玉ねぎ、水菜。「かんで食べたいから豚バラチャーシューは厚みのあるものとし、玉ねぎは食感が残るように大きめに切っている。大阪では熱いものは熱いまま食べたいので、玉ねぎもチャーシューも湯通しして、丼も温めて提供している。一定数、ネギ抜きという人もいるので水菜にした」と米原さん。

 もう一つの定番メニューは「八九十ラーメン坦々風」(800円)。みそや塩も試作をしたが、「同じ味だとお客さんが飽きる。輪郭としてしっかり味が違うものの方がいいと思った。辛い方がメリハリが利くかな」と坦々風に決めたという。「平麺で小麦の香りがして食感も面白い。麺の食感の違いを楽しんでもらえれば」と話す。

 米原さんは「来年の夏に向け、冷たい限定メニューを考えたい。お客さんからリクエストの多いトッピングの種類を増やしていくなど、お客さんと一緒にお店も成長していけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時~14時、17時~22時。水曜定休。

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