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花園ラグビー場で「岸岡式ラグビー教室」 47都道府県開催、2周目始まる

指導する岸岡智樹選手

指導する岸岡智樹選手

 ジャパンラグビーリーグワン「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」の岸岡智樹選手が6月13日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で「岸岡式ラグビー教室」を開催した。

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 「地域格差の是正」をテーマに掲げ、小学4年~中学3年のラグビー経験者を対象に全国で開催する岸岡選手の移動型ラグビー教室。大学4年時からSNSでラグビーの知識や技術について発信をしてきた岸岡選手は、「入社した2020年はコロナ禍で、オンラインで情報発信をしていたが地域による情報格差を感じ、自分から足を運ぶ方がいいのではと、2021年から『岸岡智樹のラグビー教室』の名前でオフシーズンに全国を回り始めた」と話す。全ての会場に足を運び、昨年9月、5年かけて47都道府県での開催を成し遂げた。

 「最初の5年間は実地調査のような形で行っていた」と岸岡選手。2周目に入る6年目は普及と育成をつなぐ「継続」に着目し、課題を「機会・情報・環境」の3つに絞った。現役選手と触れられる機会、現役選手が伝える情報、その2つを合わせた環境づくりに取り組むことで、継続的なモチベーション向上の機会を創出するフェーズと決めた。

 2026年度からは、花園近鉄ライナーズの人羅奎太郎選手、三重ホンダヒートの竹中太一選手が指導陣に加わり、名称を「岸岡式ラグビー教室」と改めた。今年は1会場に1人の選手と、コーチ、スタッフを配置して24回開催し、2年間で47都道府県を回る予定。「5年間、共に全国を回ったコーチたちとカリキュラムを作り、人羅選手、竹中選手と3、4カ月意見交換をし、それを深めたものを『岸岡式』というメソッドとして行っていく。2028年度はさらに指導する選手とコーチ、スタッフを増やし、3周目は1年で1周する体制をつくりたい」と話す。

 この日のラグビー教室には48人が参加。練習メニューではコンタクトは扱わず、パス、キャッチ、ハンドリングの基本練習メニューを組み立て、小・中学生を分けず一緒に指導した。「小学生の方ができていることもあり、中学生が基本を忘れていることもある。基本を思い出し、プロセスを理解できれば、うまくなるサイクルをつくることができる」と話す。ハンドリングスキルを指導する2時間のベーシックコース、アタックスキルを指導する1時間のアドバンスコースを行った。

 教室に参加し、意識が高かったとしてこの日のMVPに選ばれた京都在住の小学6年女子児童は「岸岡選手に会えてうれしかった。キャッチしてからフォロースルーがちゃんと伸びていなかったので伸びるよう意識した」と話す。チーム分けで人が足りていないところにすぐ動くなど、スムーズに教室運営に協力したとしてもう一人のMVPに選ばれた大阪市在住の小学6年男子児童は「うまくなかったけど、岸岡選手に言われたことができたのでチームに持ち帰りたい。MVPをもらったことがないのでうれしい」と笑顔を見せた。

 岸岡選手は「グラウンドに集まってラグビーをするというコンセプトはこれまでと変わらず、まずは楽しんでもらい、スキル指導はするが1日で何かができるということではなく、学んだことを持ち帰ってもらって残りの364日で上手になってもらうきっかけをつくる。それをきっかけに、うまくなった、楽しい、面白いという気付きをつかんでほしい」と話す。

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