近鉄奈良線瓢箪山駅前のせせらぎ広場で11月16日、瓢箪山イルミネーション点灯式が行われた。

ひょうたん池のツリー

　瓢箪山中央商店街振興組合、ジンジャモール瓢箪山振興組合、瓢箪山駅前東商店会と有志で構成する瓢箪山活性化委員会が行う同取り組み。コロナ禍でイベントの開催ができない中、沈む街を元気づけようと2020年に始まり、今年で3回目を迎える。

　ひょうたん池には、水をイメージしたクリスタルボールを冠した高さ3メートルのクリスマスツリー設置し、小川へと水が流れるようなデザインを施す。今年は高さ12メートルのアーケード上部にデザインを施したイルミネーションを設置するほか、広場内の東屋も新たに装飾する。

　大阪府や市などで構成する大阪・光の饗宴実行委員会は、大阪府内でまちづくりやエリア活性化に取り組む団体が行う、地域の個性を生かした光のプログラムを「エリアプログラム」に決定。瓢箪山イルミネーションは東大阪市内で唯一、エリアプログラムに選ばれた。

　点灯式で瓢箪山活性化委員会委員長の大東聖弘さんは「新しい東大阪の風物詩として、街に明るい光をともしていきたい」、瓢箪山稲荷神社の山畑阿登視宮司は「瓢箪山の街を明るくし、ここに集う皆さまの心が温かくなるようなイルミネーションになるよう願っている」とあいさつ。カウントダウンの後、イルミネーションが一斉に点灯すると、会場からは感嘆の声と拍手が沸き起こった。点灯式ではシンガー・ソングライターの若林美樹さんがミニライブを行い、イルミネーションに花を添えた。

　同委員会副委員長の西仲則夫さんは「このイルミネーションは市民の人も気に入ってくれている。関西でも珍しい、川の中のイルミネーションをぜひ見てほしい」と来街を呼びかける。

　点灯時間は17時30分～翌0時30分。来年1月10日まで。