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高校生・大学生が「東大阪モノづくり体験塾」成果発表 文系学生も参加

発表の様子

発表の様子

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 クリエイション・コア東大阪(東大阪市荒本北1)で3月2日、高校生と大学生が地域企業での体験学習の成果を発表する「東大阪モノづくり体験塾」第2回フォーラムが開催された。

革の牛乳パック

 東大阪市内の工場密集地である高井田地区のものづくりを次世代に継承するため、高井田まちづくり協議会が2008年に始めた「高井田モノづくり体験塾」を引き継ぎ、より広く東大阪から発信しようと昨年、第1回を開催した。地域企業と住民、教育機関、行政などが交流することで、東大阪のものづくりの現場で活躍する人材を発掘し、地域企業の発展に貢献することを目的に取り組む。

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 東大阪モノづくり体験塾代表の近畿大学・西籔和明教授はあいさつの冒頭、「今回は機械系の学生に加え、デザインや電気、電子を学んでいる学生が入り、より売れる製品作りの体験ができた。この取り組みは全国で注目されていて、今日も県外から発表を聞きに来ている人もいる。他県と一緒にものづくりができるのではという可能性も秘めている」と話した。

 今年は、大阪府立城東工科高校、近畿大学理工学部、同大学文芸学部から16チームが参加し、14社が受け入れに協力。フォーラムでは、それぞれが研修先企業の特徴や研修内容を発表した。

 研修内容は、事業内容の説明や工場見学に始まり、学生が作製した図面を使った鋳造品の作成や非破壊検査で傷を見つける研修、二輪部品作製工程の一部である冷間鍛造の体験など、内容は多岐にわたる。

 今回唯一の高校生チームで参加した城東工科高校の生徒は、学校では鉄やアクリルを扱っていることから天然素材を学ぶため、3社で研修。大阪石材工業では石で表札作りを体験し、イマイでは革バッグの製造体験、木内組では職人から杉の木について学び、「前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力が必要と思った。自分たちには足りない力なので社会人になる前に身につけておきたい」と発表を締めくくった。

 プロダクトデザインを学ぶ学生は商品企画に挑戦。革の牛乳パックや石の紙コップなどのアイデアを出し、企業と作り上げた試作品を展示した。

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