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東大阪・旧河澄家で「祭礼展」 布団太鼓やだんじりのミニチュア模型展示

「祭礼展」会場の様子

「祭礼展」会場の様子

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 企画展示「祭礼展」が現在、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で開催されている。

旧日下布団太鼓のミニチュア模型

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 石切劔箭(つるぎや)神社(東石切町1)で行われる秋季大祭に合わせ、地域の文化や歴史について考える機会にしたいと2015(平成27)年に始まった同展は今年で10回目。2回目からは、だんじり・布団太鼓模型製作者でコレクターの大宮顕秀さんが所有する石切劔箭神社や枚岡神社(出雲井町)氏子地区のミニチュア布団太鼓などを展示しており、地区ごとに違う彫刻や刺しゅうなどを模型で見比べることができる。

 今年は、両神社氏子地区の布団太鼓とだんじりのミニチュア模型12台、レーザー彫刻、刺しゅうなど合わせて70点を展示する。ミニチュア布団太鼓の周辺には、祭りの日の布団太鼓の写真を掲載した地区ごとのパネルを並べる。今回は、土呂幕の彫刻や布団締めの刺しゅうの柄を再現したレーザー彫刻を多数展示する。

 今年はNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されていることから、藤原氏の祖神とされる天児屋根命(あめのこやねのみこと)がまつられている枚岡神社に関するパネルを製作。同神社の由緒や天児屋根命、枚岡駅近くにある注連(しめ)柱に刻まれた文字などを紹介する。

 同館学芸員の松原栄一さんは「神社あってのお祭り。これまで布団太鼓やだんじりをメインに紹介してきたが、神社についても知ってほしいと新たにパネルを作った」と話す。

 入り口近くのシモダイドコには、同館のある日下地区のミニチュア布団太鼓や関連資料を集め、昨年の日下太鼓台の映像を流す。

 松原さんは「ミニチュアなので間近で見ることができ、普段は一緒に見ることができない枚岡と石切、両方の布団太鼓を見られる。展示を見ていただき、次の機会に本物のお祭りを見て感じてもらえたら。お祭りに行く時には太鼓台だけでなく、本社も見て帰ってほしい」と話す。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館(祝日の場合は翌日)。10月27日まで。

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