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東大阪・西石切にベーカリー「YORI」 焼き方にこだわり、「いつも新しいパンを」

店主の高寄悠史さん(左)とスタッフの清水さん

店主の高寄悠史さん(左)とスタッフの清水さん

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 近鉄けいはんな線新石切駅近くに「Bakery YORI(ベーカリー より)」(東大阪市西石切町1、TEL 072-985-3301)がオープンして1カ月がたった。

店内には毎日50種類以上のパンが並ぶ

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 店主の高寄(たかよせ)悠史さんは、製菓専門学校の製パン科を卒業後、百貨店内のベーカリーなどに14年ほど勤務。昨年12月24日に同店を出店した。自身の名前の「寄」という字からニックネームが「より」だったことや、「人が寄って来てくれるお店になれば」との思いから、店名を「YORI」とした。

 同店の場所には以前、「カンパーニュ」という地域密着のベーカリーがあり、「このあたりにはパン屋さんがなく、カンパーニュがなくなって寂しいという声もあった」ことから出店場所に選んだ。オープン初日から店の外には列ができ、当初19時までの営業を予定していたが、14時か15時には売り切れて閉店する日が続いている。

 店内には、ソフト系からハード系、菓子パンや総菜系のパンまで毎日50種類以上のパンが並ぶ。利用客は大人から子どもまで幅広く、「ハード系のパンもガチガチに堅い感じではなく、年配の人でも食べやすいようにしている」と高寄さん。塩パン(140円)やカレーパン(200円)は数を多めに焼いているが、早い時間に売り切れているという。

 バゲット(260円)は、焼き具合、発酵具合、配合を調整して食べやすくしており、よく売れている。「パンは焼き方に一番こだわっていて、温度は5度単位、焼き時間は10秒単位など、細かい調整をしている」という。リピーターも多く、「いつも来られる方に何か新しいパンに出合ってもらいたいと、サンドイッチや総菜パンの具材などを変え、ほぼ毎日新しいパンを出している」と話す。

 高寄さんは「売り場と製パンスペースが近く、お客さまの声が直接聞こえてくるので頑張れる。今後はお店でイベントなどをしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~売り切れ次第終了。水曜定休。

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