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東大阪の盛光SCMがオープンファクトリーイベント 工場でバーや音楽ライブも

盛光SCMの工場内で行われたライブステージの様子

盛光SCMの工場内で行われたライブステージの様子

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 照明器具開発やダイカスト金型、板金加工などを手がける盛光SCM(東大阪市岸田堂西2)で6月24日、イベント「Co-Bar(コー・バー)」が開かれた。

敷地内ではスーパーボールすくいなどの縁日も

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 東大阪市内のものづくり企業で構成し、盛光SCM内に事務局を置く「こーばへ行こう!」実行委員会が主催する同イベント。同実行委員会では、住工共生の街で普段は閉ざされた工場を地域住民に開放して何を作っているか知ってもらい、イベントを通じて事業者と地域住民が触れ合う機会を創出する「オープンファクトリー こーばへ行こう!」を2018(平成30)年から開いている。

 「こーばへ行こう!」は、複数の工場で工場見学やものづくり体験などを行い、職人の技術に触れられるイベントだが、新たに営業終了後の工場で酒を楽しむ「Co-Bar(コー・バー)」を企画。17時30分から3時間だけ地域住民や製造業関係者に工場を開放し、クラフトビールやバーテンダーによるカクテルの提供、たこ焼きやかき氷の販売などを行った。

 工場入り口にはヘラ絞りの技術を生かし、同社が開発した照明器具を展示。両側に機械が並ぶ工場を進んだ奥にはライトアップしたステージを設け、4組のアーティストによる音楽ライブを行った。工場の敷地内には人工芝を敷いたり、縁日が出たりして、親子連れの姿も多く見られた。

 当日はメディアの取材も多く、「Co-Barには、地域の人と工場の人だけでなく、工場の人と工場の人、メディアと工場の人をつなぐ交流の場『交場』の意味もある」と同社の草場寛子社長。会場では実際に、名刺交換する人の姿も多く見られた。草場社長は「工場での楽しい思い出があれば、子どもたちが将来、職業を選ぶ時の選択肢にしてくれるかもしれない。今後は、子どもたちに本格的なものづくりを教える事業も行っていきたい」と意欲を見せる。

 同イベントは、毎月最終週の金曜17時30分~20時30分に開催。入場料は500円。

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