プレスリリース

地域ぐるみのシェアリングで、トイレ難民を救う

リリース発行企業:RestPass株式会社

情報提供:

さいたま市とRestPass株式会社(本社:大阪府、代表取締役:磯谷拓郎、以下RestPass)は、「第12回浦和美園まつり&花火大会」(2026年10月18日開催)において、地域店舗と連携した有料トイレシェアリングの実証実験を、公民連携で実施します。本実証は、さいたま市の令和8年度スマートシティさいたまモデル推進事業費補助金の採択事業として行われます。

背景

 花火大会や地域のまつりなど、多くの人が一時的に集まるイベントでは、仮設トイレの行列に長時間並ぶことになった経験を持つ来場者は少なくありません。トイレの不足は、来場者の満足度を下げるだけでなく、周辺住民の生活動線にも影響を及ぼす、全国の地域イベントに共通する課題です。
例えば、新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」では、2026年の有料観覧席が1日あたり前年より1万人増の約18万人分となるのに合わせ、仮設トイレを前年の766棟から886棟へと増設しています。愛知県豊田市の「豊田おいでんまつり花火大会」も例年約36万人が来場する規模のイベントであり、来場者にとってトイレの場所や混雑状況の事前把握が欠かせない課題となっています。
RestPassは、地域に既にある店舗のトイレをアプリ経由でネットワーク化し、必要な時に必要な分だけ「シェア」することで、この課題に取り組んでいます。トイレを新設するのではなく、既存の地域資源を有効活用する点が特徴です。

トイレのシェアリングエコノミー/さいたま市にて実証実験開始

実証実験の概要


本取り組みの仕組み

この仕組みの妙は、トイレという「使われていない時間のほうが長い資産」を、新しくトイレを建てることなく、まちの中で活かせる点にあります。店舗は、利用料の還元を受け取れるほか、トイレを利用した来場者が来店するきっかけも得られます。来場者にとっては行列を避けて確実にトイレを利用でき、地域にとっては、来場者の流れが店舗に向かうことで、まちのにぎわいにもつながります。来場者・店舗・地域の三者にメリットが生まれる設計です。
取り組みのポイント
- 地域に既にある店舗トイレを活用するため、新たな設備投資を最小限に抑えながら、イベント時のトイレ不足を緩和できる仕組みです
- トイレを利用した来場者が、そのまま店舗での「ついで買い」につながる導線を設計しており、参画店舗にとっても新たな来店機会の創出が期待されます
- 公的な補助事業として実施することで、地域・行政・民間事業者が連携した公民連携モデルとしての検証を行います
- 現在、浦和美園エリアの複数の店舗との連携を進めており、参画店舗は今後も順次拡大していく予定です

参画店舗
- 埼玉トヨペット浦和美園支店
- ダイニングレストラン三園
- Hair Salon BEACH
- 他複数の店舗(調整中)

目標(KPI)
有料トイレ利用総数:100件(仮設トイレ・店舗シェアリング合算)
店舗での「ついで買い」コンバージョン率:20%以上*
効果検証アンケート回答数:50件以上

*業態によっては数字が変動する場合がございます。

今後の展開
本実証で得られたデータをもとに、成果を検証したうえで、地域イベントにおけるトイレ不足という共通課題に対する一つのモデルケースとして、今後の展開可能性についても検討してまいります。

アプリのご利用方法




- STEP01 アプリをダウンロード
アプリストアで「Restpass」を検索し、インストールします。
iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/restpass-%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E6%A4%9C%E7%B4%A2-%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id6756945287
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.restpass.app&pcampaignid=web_share
- STEP02 トイレスポットの検索
トイレスポットをマップから検索します。ホーム画面には「現在地から一番近いトイレを検索」ボタンが用意されており、すぐにトイレを探したい場合にはそちらから検索することもできます。
- STEP03 スポット情報の確認
トイレスポットには「営業時間」「設備」「レビュー」などの情報がまとまっていて、自分に必要なスポットを探すことができます。
- STEP04 オンライン決済
クレジットカードなどでパスを事前に購入し、即時にトイレスポットへの経路案内を受けられます。
- STEP05 トイレ利用時の手続き
店舗に到着後、パスの使用画面をスタッフに提示し、5分間の利用を開始します。

コメント

さいたま市 未来都市推進部
未来都市推進部では、様々な社会課題を解決する生活支援サービスの提供等を通して、市民生活の質の向上などを目指すスマートシティさいたまモデル推進事業を行っています。
令和 8 年度スマートシティさいたまモデル推進事業費補助金事業として選定した RestPass 株式会社による本実証は、地域資源を活用してイベント時のトイレ不足という課題解決を目指す取組です。多くの方々に御利用いただきながら効果検証を行い、次年度以降は一企業のサービスとして実装され、地域課題解決に資する事業になることを期待しています。

RestPass株式会社 代表取締役 磯谷拓郎 
トイレの行列が心配で、花火大会やお祭りに出かけるのをためらう方がいらっしゃいます。おなかに不安を抱える方、小さなお子さま連れの方、ご高齢の方にとって、トイレの心配は外出そのものをあきらめる理由になります。一方で、会場のすぐそばにはお店のトイレがあります。使われていない時間のほうが長いのに、汚れや防犯の心配から、お店はトイレを開放しにくい状況が続いてきました。
Restpassは、新しくトイレを建てるのではなく、まちにすでにあるトイレをつなぎ、アプリをご利用の方だけがそれらのトイレを使える仕組みです。来場者はトイレに並ばずに済み、お店には利用料の還元や来店のきっかけが生まれ、まちには使えるトイレが増えます。
今回、さいたま市と地域の店舗の皆様のご協力のもと、人の集まる場でこの仕組みが実際にどのように使われるのかを確かめられることを、心から嬉しく思います。ここで得た手応えを、「トイレが心配だから行かない」という理由で外出をあきらめる人のいないまちづくりへつなげてまいります。

会社概要

「人生に寄り添う、ちょっといい体験」を掲げ、トイレが見つからない不安や、行列で待たされるストレスを、可能な限りゼロに近づけることを目指しています。トイレに費やしていた時間や余裕を取り戻し、「自分らしく生きる」体験をつくることをミッションに、いつでも、どこでも、誰もが快適な空間を確保できる社会インフラの実現に取り組んでいます。