東大阪市内の畑で5月30日、「エコたまねぎ」の収穫体験が行われた。
東大阪市農業振興啓発協議会の農業振興事業「東大阪『エコたま』チャレンジ」の一環。大阪府では現在、化学合成農薬や化学肥料の使用量を通常の半分以下で栽培した農作物を「大阪エコ農産物」に認定。同事業では大阪エコ農産物認証のタマネギ、通称「エコたま」を増産し、加工食品の製造・販売や学校給食で活用することで、淡路島、泉州に次ぐタマネギの産地を目指す。
昨年度始まった同事業は1年目をテスト期間と位置付け、昨年11月、地域のスポーツチーム選手・スタッフや大学生をはじめ、大阪府、東大阪市、農林水産省の職員有志など参画団体関係者約60人が集まり、1軒の農家の1000平方メートルの畑に加工食品に適した品種「アトン」の苗1万5000本を植え、今年1月には草抜きと肥料やりを行った。
収穫の日は、東大阪市民120人、参画団体120人、関係者を合わせて約250人が参加。大きく育ったタマネギを引き抜き、ネギと根の部分を切り落として、約6トンのエコたまの出荷準備まで行った。
収穫したタマネギは、石井食品(千葉県船橋市)の商品「イシイのおべんとクンミートボール」の原材料と東大阪市内の学校給食に使われるほか、JA直売所で販売する。「イシイのおべんとクンミートボール」は東大阪市産タマネギをPRするため、市のマスコットキャラクター「トライくん」のロゴマークが入ったリーフレットを同封し、7月6日からスーパーマーケット「万代」近畿エリア167店舗で、7万2000セット(1セット4パック入り=429円)を販売する。
収穫に参加した、さわかみ関西独立リーグ「大阪ゼロロクブルズ」の野島煌選手は「すごく人が多くて驚き、タマネギの大きさにも驚いた。自分たちで収穫したタマネギを使ったミートボールを買ってみたい」、三井将輝選手は「普段このような農業体験はできないので、貴重な体験ができてうれしいし、楽しい」と話す。
東大阪市都市魅力産業スポーツ部農政課の下里隼人さんは「1回目で不安なところもあったが、これだけ賛同してくれる人がいるので、もっと交流人口を増やしていきたいと思った。今年11月の植え付けの時には栽培面積を増やし、拡大していきたい」と意気込む。