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司馬遼太郎記念館で「豊臣家の人々」企画展 秀長描いた自筆原稿を初公開

司馬遼太郎記念館の上村洋行館長

司馬遼太郎記念館の上村洋行館長

 司馬遼太郎記念館(東大阪市下小阪3、TEL 06-6726-3860)で現在、企画展「司馬遼太郎が描く『豊臣家の人々』と関連作品」が開催されている。

初公開「豊臣家の人々」第5話「大和大納言」自筆原稿

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 1966(昭和41)年9月から11カ月にわたり「中央公論」で連載された連作短編集「豊臣家の人々」と、豊臣秀吉や周辺人物を描いた関連作品を紹介する同展。同館の上村洋行館長は「今年は司馬遼太郎の没後30年、記念館オープン25年の節目の年。企画展を考えていた時、司馬遼太郎は天下を取るまでの秀吉が好きだとよく言っていたことを、ふと思い出した。司馬遼太郎が描いた秀吉、周りの人間から見た秀吉像と連想し、秀吉を中心とした関連作品を集める今回の企画展が出来上がった」と話す。初公開4点を含む43点の資料を展示する。

 展示ケース壁面では、「豊臣家の人々」9話のあらすじを風間完さんの挿絵と共に紹介し、北政所(きたのまんどころ)、淀殿、秀頼、秀長、小早川秀秋らと秀吉の関係を示した相関図、年表を表記。同作に関連する資料では、初公開の第5話「大和大納言」自筆原稿、同作の掲載誌を並べる。

 関連作品では、秀吉を描いた長編小説「新史 太閤記(たいこうき)」自筆原稿、豊臣家の滅亡を描いた「城塞」の自筆原稿と初公開の三井永一さんによる挿絵、風間完さんが描いた「国盗り物語」の挿絵のほか、「関ヶ原」「播磨灘物語」「功名が辻」「覇王の家」「尻啖え孫市(しりくらえまごいち)」「夏草の賦(ふ)」関連資料を展示。展示小ケースでは、「街道をゆく」やエッセーで取り上げた「豊臣家の人々」関連作品を紹介する。

 ホールでは、毎時0分から「司馬遼太郎の世界 戦国編」、毎時30分から「時空の旅人-司馬遼太郎」を、それぞれ上映する。

 上村館長は「AIの時代になり、過去になかった大きな変化が人間関係に影響を及ぼす時代になると思う。戦国という時代の背景を知ってもらい、秀吉がどんな人間だったのか、周りの人物が秀吉からどんな影響を受け運命を変えられたのか…。時代ごとの人間関係をヒントに、自分や周りのことを考える、他者との関係を考えることに今回の企画展が役立てば」と話す。

 開館時間は10時~17時。月曜(祝日の場合は翌日)、8月31日~9月10日休館。入館料は、一般=800円、中高生=400円、小学生=300円。10月25日まで。

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