近鉄布施駅近くに11月1日、黒毛和牛を1枚から注文できる焼き肉店「焼肉酒場 けんし」（東大阪市長堂1、TEL 06-7173-5405）がオープンした。

店舗外観（関連画像）

　高校卒業後、東大阪市内の和食店に4年ほど勤めていたというオーナーの植田兼史さん。その後、「違う仕事をしてみよう」とペット関連の企業に就職し、ホームページのデザインやECサイトの運営業務を担当した。

　2013年ごろ、高校時代にアルバイトをしていた焼き肉店のオーナー夫婦から「そろそろ引退したいので、店をやらないか」と声を掛けられた植田さん。しばらく飲食業から離れていたことから、昼はイタリアンレストラン、夜は牛タン店で働き、飲食関係の人たちと関係を築いていった。ところがオーナーはその後も仕事続けており、「待っていられないので、自分の店をしよう」と今年5月ごろから物件探しを始めた。

　店舗面積は11坪。1階はカウンター席、2階は6人から貸し切り可能のテーブル席で、外観・内装ともに白を基調としている。「焼き肉店は赤や黒が多いので、焼き肉屋っぽくないデザインを選んだ」という。

　外から見える1階カウンター席は1人や2人の利用客が多いだろうと想定し、「1人だといろんな部位を食べられない。ちょっとずつ食べられるのがいいのでは」と、1枚から注文できるスタイルにした。焼き肉メニューは、ゲタカルビ（2切れ108円）、上塩タン（4枚756円）、上ハラミ（1枚216円）、小腸（1盛り270円）、上ロースすき焼き（1枚648円）など12種類。「タンには自信がある」と植田さん。お任せで盛り合わせなどにも対応する。

　一品料理は、牛タン生ハムとローストビーフのハーフ＆ハーフサラダ（950円）、タンシチュー（594円）、牛骨を煮込んで作るスープ（486円～）など30種類。ドリンクは、ボトルワインや果実酒などもそろえる。客単価は3,500円程度。宴会メニューは飲み放題付きで4,860円～。

　「クオリティーを上げながら、気軽に入ってもらえるようにセットメニューも作りたい。いろんな部位を出せるようにしていけたら」と植田さん。

　営業時間は17時～24時（金曜・土曜は翌1時まで）。