東大阪のものづくり支援拠点で産学連携企画展 研究成果・事例紹介

18校の研究成果・事例を紹介

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 ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO(モビオ)」(東大阪市荒本北1、TEL 06-6748-1011)で現在、「産学連携オフィス企画展」が開催されている。

大阪産業大学が開発する医療用スライス立体モデル

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 「MOBIO」は、大阪府が2004年にクリエイション・コア東大阪内に開設した府内全域の中小ものづくり企業のための総合支援拠点。ものづくり企業の技術や製品を紹介する常設展示場やインキュベーションルーム、産学連携オフィスなどを設置し、取引先や加工先のマッチングや大学・高専との産学連携などを支援している。

 常設展示場では200ブースの展示スペースを設け、中小企業の最新技術・製品を紹介。国内外団体の視察を受け入れ、専任のコーディネーターを配置し展示企業のPRを支援する。場内では月替わりで企画展を展開し、週に2回程度、ものづくり企業と大学、大手メーカー、各種団体との出会いのきっかけをつくるセミナー「モビオカフェ」や、展示場に出店する企業や大学による説明会と交流会「モビオカフェミーティング」など、出会いの場を創出するイベントを開いている。

 同展では、大阪工業大学と大阪府立大学、荒木産業が共同開発した「ハンディ口臭識別器」や、近畿大学が開発したスッポンコラーゲン化粧品、竹を利用した器など資源完全循環型生産システムを開発する龍谷大学の研究など、同施設の産学連携オフィス入居大学・高専や連携校18校の産学連携事例や技術シーズ、研究成果などを展示。

 期間中、企業から大学・高専へどのように技術相談したらいいかなど、ものづくり支援課の職員が相談に応じる個別相談会も開催。参加には事前申し込みが必要。

 今月30日には、スマートフォンで路面電車・バスの現在位置をリアルタイムに確認する車両位置通知システムや整形手術用3次元術前モデル、常に平行飛行可能なドローンなど、大阪産業大学の研究シーズを紹介するフォーラムを開催。11月11日には、ベトナムに進出する日系企業の人材育成をテーマにした講演も企画する。

 開館時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日休館。入場無料。10月29日まで。

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