近鉄大阪線・JR俊徳道駅前の「東大阪市×鳥貴族うぬぼれ俊徳道駅前交通広場」に8月8日、焼き鳥チェーン「鳥貴族」(大阪市中央区)のキャラクター「トリッキー」のモニュメントが設置された。
創業者でエターナルホスピタリティグループ(中央区)社長の大倉忠司さんが1985(昭和60)年、近鉄大阪線俊徳道駅前に1号店をオープンした鳥貴族。大倉さんは東大阪市の永和・俊徳道地域出身で、1号店は2008(平成20)年まで営業していたが、俊徳道駅前の再開発のため閉店した。10坪の小さな店から始まり、現在は国内695店舗、海外7カ国に27店舗を展開している。
昨年5月1日には開業40周年を記念し、創業地近くに「俊徳店」(東大阪市永和1)を復刻オープン。2階には、創業からこれまでの歩みが分かる資料や年表を展示する「鳥貴族記念館」を開設した。昨年12月には、創業地で現・俊徳道駅前交通広場のネーミングライツをエターナルホスピタリティジャパンが取得し、2028年12月31日まで「東大阪市×鳥貴族うぬぼれ俊徳道駅前交通広場」の名称で運用することが決まった。
8月8日には、幅約1メートル、奥行き約1メートル、高さ約1.5メートルの「トリッキー」のモニュメントが広場に設置され、除幕式が行われた。モニュメントの製作は東大阪市内の企業が手がけ、広場にはモニュメントのほか、フラッグ11枚、看板1点を掲出する。
除幕式の後には、エターナルホスピタリティグループの大倉忠司社長、エターナルホスピタリティジャパンの青木繁則社長、野田義和東大阪市長らが出席し、トークセッションが行われた。野田市長は「東大阪は、ものを作るだけでなく、夢や未来、希望を作っていく街。毎日、おいしく食べられる焼き鳥も東大阪から。東大阪の無限の力を感じる。皆でその力を共有していきたい」と話した。
大倉社長は「私の父親は東大阪の永和でブリキのおもちゃの型を作っていた。普通は起業をするというと親だと心配すると思うが、『大いにやってみろ』と。ものづくりのまち、東大阪の環境が私の起業を後押ししてくれた。今だから言えるが、開業したときの俊徳道駅は東大阪市内の近鉄沿線の駅で一番乗降客数が少なく、1年間赤字だった。その1年間の苦難があったから、その後の鳥貴族のビジネスモデルに磨きがかかり、今に繋がったので、俊徳道に出店してよかったと本気で思っている。ある期間だけだが、(この広場は)マンホール設置をはじめ、モニュメントなどもあり、鳥貴族の駅になったみたいでうれしい。鳥貴族は俊徳から生まれた、俊徳って案外すごいって思っていただけたら」と呼びかけた。