企画展「竹細工工芸展」が現在、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で開催されている。
濱名さんが手がけた第55回日本伝統工芸近畿展入選作品「隠矢羽編花籠」
「大阪府蜻蛉池(とんぼいけ)公園 ふれあいの森」(岸和田市)で豊かな森づくり活動を行うボランティア団体「蜻蛉池公園 夢の森つくり隊」の竹工芸品愛好家グループの作品を紹介する同展。メンバーは2018(平成30)年から毎月1回集まり、竹の間伐材を使って作品づくりを行っている。毎年、岸和田市内のギャラリーでも作品を展示しているほか、同グループ代表の濱名信男さんは竹工芸教室も開いている。
作品づくりは、真竹(マダケ)を伐採して割り、幅を決めて薄くする竹ひご作りから行う。濱名さんは「設計通りにいかずにやり直したり、予期しないトラブルが起きたりするので、一つの作品が完成するまで数カ月かかることもあるが、材料から作っているので作品に愛着がわき、作品づくりの楽しさを感じられる」と話す。
会場では、濱名さんと同グループメンバー5人の作品39点を展示。かごやおにぎり入れ、菓子置き、花かご、ライトスタンドなど、さまざまな作品が並び、壁面の展示では、「六ツ目編み」「四ツ目編み」「網代編み」「輪弧(りんこ)編み」「ゴザ編み」など竹の編み方を紹介する。濱名さんが手がけた第55回日本伝統工芸近畿展入選作品「隠矢羽編花籠」、第51回同展入選作品「重ね菱形文切込花籠」も展示する。
濱名さんは「最近ではプラスチック削減などにより竹製品が見直されている。作品を見て、竹ひごからこんな物も作れるんだと言う人もいた。実物を見たらいいなと感じてもらえると思うので、繊細な竹の特長を生かした日本古来の竹工芸品を見に来てほしい」と話す。
開館時間は9時30分~16時30分。9月24日休館。入場無料。9月27日まで。