企画展「ZUNZOが描いた夏の祭」 が現在、宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)ギャラリーで開催されている。
キャラメル菓子「グリコ」のおもちゃデザイナーで画家の宮本順三さんが手がけたおもちゃや絵画作品、海外で収集した民俗文化資料などを展示する同館。隣接するスペースに、東大阪の街を紹介する「文化の駅」や企画展示を行うギャラリー、地元企業のおもちゃや工作キットを販売するミュージアムショップ、絵画・工作教室「遊房(あそぼ)」、水彩画教室、講座を開くスペースを設ける。
ギャラリーでは現在、宮本さんが描いた祭りの絵画作品5点を展示する。作品は、「オロチョンの火祭り」(1992)、「沖縄の文化祭」(1989)、「民族舞踊 ゲラゲッツァの祭」(1992)、「ハイランドゲームズ」(1996)、「鷺(さぎ)踊り(祇園祭)」(1988)。宮本さんが現地に赴き、スケッチや写真、動画で祭りの様子を記録したものを基に描いているという。
同館事務局の磯田武士さんによると「オロチョンの火祭り」は、「北海道網走市で7月に行われてきた、先住民族の霊を慰め、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭りだが、今は途絶えてしまってもう見ることができない」という。「沖縄の文化祭」は、沖縄で行われる糸満ハーレー、エイサーまつり、種子取祭(タナドゥイ)を1枚の絵に納めた作品。「ゲラゲッツァの祭りはメキシコ、ハイランドゲームズはカナダの祭り。鷺踊りは一度途絶えた後に島根県に伝わり、その後、京都で復活した」と解説する。
同館が運営する絵画・工作教室では毎年テーマを決め、子どもたちがテーマに沿った作品を作ったり、イベントに参加したりしている。「昨年は大阪・関西万博が開催されたので、世界の踊りにちなみ、ハンペルマンを作ってもらった。ひもを引くと手足が動く人形で、それぞれコサックやチベット舞踊、フラメンコなどの踊りを表現している。踊りの鑑賞会では、アフリカンダンスやフラダンス、フラメンコ、日本に伝わる芸能などを鑑賞し、その様子を絵に描いてもらった」と磯田さん。会場にはハンペルマン19点、踊りの絵10点を展示する。
磯田さんは「今年はサッカーワールドカップもあり、世界のことが気になるタイミングだと思う。異国文化に触れてもらえると楽しいと思うので遊びに来てほしい」と話す。
開館時間は10時~17時。日曜・月曜、7月17日・24日休館。入場無料。7月31日まで。