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東大阪で安納芋の収穫体験 2トンの芋で焼酎醸造、スポーツチームも参加

大きな安納芋を収穫

大きな安納芋を収穫

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 東大阪市内の農地で10月28日、大人の農業体験プログラム「いも 収穫編」が行われた。

収穫体験に参加した児童

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 東大阪市、JAグリーン大阪、JA大阪中河内、東大阪市農政課などで構成する東大阪市農業振興啓発協議会が2014(平成26)年度から行っている同プログラム。農業の楽しさを伝えることや都市農業のPRを目的とする。収穫した安納芋を使って芋焼酎を造り、参加者で試飲会を開くことから「大人の農業体験プログラム」とした。

 同プログラムは、市内在住・在学・在勤の20歳以上の人から参加者を募り、苗の植え付けから収穫、試飲会まで一連を体験してもらうが、苗の植え付けは前日の大雨により今年、職員だけで行った。

 収穫体験には、申込者とその家族、大阪商業大学学生、JA職員、ジャパンラグビーリーグワン「花園近鉄ライナーズ」のスタッフ、さわかみ関西独立リーグ「大阪ゼロロクブルズ」の選手など、約100人が参加した。焼酎醸造に必要な芋の重さ約2トンを超えて収穫できた分は参加者で山分けした。

 参加した小学2年生と3年生の2人は「1年生の時に学校で芋掘りして以来で久しぶり。学校より広くて、いっぱい掘れて楽しかった。持って帰ってサツマイモの天ぷらを作ってもらいたい」と声をそろえた。

 収穫した安納芋は、梅ヶ枝酒造(長崎県佐世保市)に運び、芋焼酎へと加工。同プログラムの参加者に進呈するほか、JA大阪中河内で「東大阪産芋焼酎 身土不二」として一般販売する。来年7月には参加者向けの試飲会を開く予定。

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