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大阪府立中央図書館で「大阪製ブランド」認証製品展示 2016年度製品募集

展示会場の様子

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階企画展示エリアで現在、「大阪製ブランド認証製品2015」が展示されている。

切子ガラス工芸研究所たくみ工房「たくみ切子」/盃「あじろ」

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 大阪府内のものづくり中小企業の優れた技術を用いた製品をブランド認証し、大阪のものづくり力のブランドイメージを高め、自社製品開発の取り組みを促進することを目的とする府の施策の一環。

 府内に本社と製造拠点を有する中小製造業の消費財(一般消費者に販売する最終製品)を対象にしている。過去4回行っており、これまでに41製品を認定した。認定された製品は府が制作するパンフレットに掲載するほか、百貨店や商業施設で行われる催事など、府のプロモーション活動により情報発信する。

 同ブランドには、市場に新しい提案を行う「新製品開発部門」、デザイナーやクリエーターとの連携によるデザインの優れた製品を認証する「クリエイティブワーク部門」、大阪の伝統工芸品・地場産業を継承しながら新たな創意工夫が凝らされた「地場・伝統技術部門」の3部門があり、有識者による採点により認証製品を決めている。

 同展では、昨年約40件あった申請の中から認証された10製品を展示。他の事業所のロールモデルになるものとしては、ジュラロン工業(交野市)のモバイルマクロレンズ「ハルスコープ」と、ルカコ(豊中市)の抱っこひも収納カバー「ルカコ」の2製品を認証。「ハルスコープ」は、精密レンズメーカーが大阪大学フォトニクスセンターと共同企画したもので、ゆがみのない最大40倍の接写画像が撮影できるスマートフォン用のマクロレンズ。「ルカコ」は、子育て中の女性が外出時に抱っこひもをスマートに収納できるカバーを手作りしたことに始まったもので、販売開始から半年で100万個を売り上げた商品。現在は、育児中の女性を雇用し企画、縫製、発送までを自社で行っているという。

 地場・伝統技術部門では、堺刃物の技術と、すず、紫檀(したん)を柄に使い大阪の3つの伝統工芸を組み合わせた森本刃物製作所(堺市)の紙切包丁、アルスコーポレーション(同)の手帳にはさむことができる薄さ1.8ミリの超薄型はさみ、ガラス発祥の地・大阪の技術で薩摩切子を復興させた切子ガラス工芸研究所たくみ工房(大阪市)の「たくみ切子」/盃「あじろ」などの製品が並ぶ。

 クリエイティブワーク部門では、トーヨー電子製作所(枚方市)の電子部品を使ったロボット型キャラクター雑貨「マサノヴァアート CN-1」、大阪エース(摂津市)の男性の悩みに焦点を当てた石鹸「ANSWERSOAP」などを展示する。

 大阪府商工労働部 中小企業支援室 ものづくり支援課では現在、第5回大阪製ブランド製品を募集している。

 開館時間は、9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜、6月9日休館。今月12日まで。

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