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東大阪・長瀬川沿いでフィールドワーク 帝キネ跡など名所旧跡探訪

樟徳館と長瀬川遊歩道(2016年11月12日撮影)

樟徳館と長瀬川遊歩道(2016年11月12日撮影)

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 大阪歴史博物館友の会が4月6日、春の歴史探訪「東大阪西部地域周辺α 古大和川沿いのくらしを探るフィールドワーク」を開催する。

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 大阪の歴史と文化を楽しみながら学びたい人に向け、見学会や講演会の企画・運営、会報誌の発行などを手掛ける大阪歴史博物館友の会幹事会。ラグビーW杯2019花園開催を契機とし、東大阪市の歴史や文化、産業、ラグビーW杯開催を市外にアピールすることを目的に「東大阪フィールドワーク」シリーズを企画した。

 2016年には、吉田春日神社や花園ラグビー場、川中邸屋敷林などを見学する「花園・荒本地域フィールドワーク」、昨年10月には、石切劔箭神社上之社や原始蓮・稲田桃栽培地、日下貝塚遺跡などを巡る「石切・日下地区フィールドワーク」を開催。今回が3回目となる。

 今回訪れる現・長瀬川は、柏原市の安堂付近から河内平野を数本に分かれて北流していた旧大和川の主流で、広い所では川幅が約700メートルもある大河だったという。当時の地形の面影は今でも川の西側付近に見られ、帝国キネマ小阪撮影所や長瀬撮影所もこの旧大和川の跡地に建てられ、ロケ地によく使われていた。

 今回のコースは近鉄奈良線・河内小阪駅をスタートし、田辺聖子文学館、小坂神社、司馬遼太郎記念館、木村重成馬立の碑などを巡った後、昼食を挟んで樟徳館、帝国キネマ撮影所跡、吉松新田会所跡などを見学し、近鉄大阪線・弥刀駅に向かう約7キロのコース。

 同会幹事の西形嘉之さんは「長瀬川沿いの桜並木は花見スポットにもなっている。河内小阪駅付近から長瀬川の上流に向かって南下するルートを桜の花も楽しみながら散策しましょう」と参加を呼び掛ける。

 当日は、近鉄奈良線・河内小阪駅改札付近に10時集合。参加費用500円。締め切りは4月5日正午。申し込みは西形さん(TEL 080-5712-7192)まで。

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