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「東大阪モノづくり製品選2016」パンフレット完成 海外に東大阪の技術をPR

飛び出す絵本のように東大阪の街と製品を表現

飛び出す絵本のように東大阪の街と製品を表現

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 東大阪市経済部モノづくり支援室が3月31日、市内のものづくり企業の製品や技術を海外に発信するパンフレット「東大阪モノづくり製品選2016」を完成させた。

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 市花園ラグビー場が会場の一つとなっているラグビーW杯2019開催に向け、国際都市への発展を目指す同市。W杯が海外観光客、海外政府関係者、海外企業と接点を持つ絶好の機会と捉え、「モノづくりのまち東大阪」の製造業が開発した売れる製品・優れた技術を広く海外に向けアピールする「モノづくりのまち東大阪技術力アピール事業」に取り組む。

 同事業では、5年以内に開発したアイデアのある製品や技術で、市内に本社や製品の主要となる部分を製造する工場があり、自社製品として出荷していること、海外販路開拓を目指していることなどを条件にPR媒体掲載企業を募集。選ばれた30社に取材し、日・英2カ国語のパンフレットを作成した。

 表紙を開いた最初のページは飛び出す絵本のようなポップアップタイプの装飾を施し、生駒山の水車や工場街、ラグビー場、人工衛星「まいど1号」など東大阪の象徴となるものや、掲載企業の製品をイラストで紹介する。

 掲載する製品は、独自の金型技術で作り上げた小西金型工学(東大阪市中石切町6)の「東大阪の縁起の良い鈴」や、ミノル化学工業(衣摺1)の2つのコの字を組み合わせた6面体の透明ケース「ミノルキューブ」、サンコーマーク工業(若江本町2)のデザイン性の高いウォールステッカー、マツダ紙工業(衣摺5)の段ボール製のチェストなど。市内の事業所数や有機的に結びつく企業間ネットワークなど、「モノづくりのまち東大阪」の紹介もする。

 同パンフレットは3000部制作し、ジェトロの全海外事務所や在阪領事館などに配布。掲載企業経由でも海外で配布されているという。同室では本編とダイジェスト版を収録する動画も制作し、パンフレットと動画は今後、市のホームページにも掲載する予定。

 市では本年度、市内の製品や技術を都市ブランドとして国内外にPRしていく予定で、動画などを制作し配信していくという。

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