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大阪府立中央図書館で小学生創作「本の帯」展示 コンクール入賞作品155点

大阪府知事賞入賞作品

大阪府知事賞入賞作品

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで現在、第17回大阪こども「本の帯創作コンクール」の入賞作品が展示されている。

大阪府知事賞 課題図書部門 高学年

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 大阪府内で新刊書を販売する書店の大半が参加する大阪府書店商業組合内に事務局を置く「大阪読書推進会」(大阪市北区)と、朝日新聞大阪本社が主催する同コンクール。2001(平成13)年に子どもの読書活動の推進に関する法律が制定され、大阪府が2003(平成15)年に大阪府子ども読書活動推進計画を策定した機会に、「読書感想文や読書感想画はこれまでにもあるので、新しいジャンルのコンクールを開催しよう」と、小学生が児童書に巻く本の帯をデザインするコンクールが始まった。小学生の低・中・高学年の部に分け、それぞれ課題図書と自由図書の部門を設ける。

 2021年度は、全国13都道府県の299校から1万30点の応募があり、最優秀賞に当たる大阪府知事賞や朝日新聞社賞、各出版社や各市長らが選ぶ賞に155点が選ばれた。大阪府読書推進会事務局長の石尾義彦さんは「『大阪』としているが、熱心に取り組んでいた小学校の先生が転勤先で推奨したり、日本で見た人が海外から応募したり、大阪以外にも広がりを見せている。コロナ禍で一時、応募数が減ったが、昨年度はほぼ回復した」と話す。

 課題図書は、低・中・高学年に各6冊あるが、同じ本を題材に選んでいてもイラストや推薦文はさまざま。「本を読み込んで感じたことを絵や文章で表現する力が必要。高学年向けのグレタ・トゥーンベリさんの本は内容が難しいため応募数は少ないが、その分、力量のある作品が多い」と石尾さん。

 「商業デザイナーの作品ではなく、子どもの芸術。あじわいのある絵が多い。子どもにも大人にも見てもらい、これだけの力のある子が大阪にいることを知ってもらいたい」と話す。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜、4月14日休館。4月17日まで。

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