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東大阪・旧河澄家で「おりがみ展」 折紙創作家・坂上慧ミ子さんと生徒の作品150点

絵画のような額装や小さな作品が並ぶ会場

絵画のような額装や小さな作品が並ぶ会場

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 東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で現在、「おりがみ展」が開催されている。

ボタン、椿、藤の作品

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 折紙創作家で日本折紙協会講師の坂上慧ミ子(えみこ)さんと、坂上さんの生徒の作品を紹介する同展。坂上さんは、日本の伝承文化である折り紙を四角の紙から創り出す芸術品と捉え、この世に生きている全てのものに思いを寄せながら、一枚のおりがみでどれだけ表現できるか情熱を注いできた。東大阪の市民講座や市内小・中学校への出張講習など地域で講師として活動するほか、各地への出張指導などを通じて折り紙の魅力を伝えている。

 会場には額装40点を含む、約150点の作品を展示。額装した作品は和紙やおりがみを、折る、たたむ、つぶす、膨らますなど、さまざまな技法を組み合わせてパーツを作り、絵画のような作品に仕上げたという。「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や七福神をモチーフにした作品、桜、老松、藤などの植物、風景を表現した作品を並べる。

 テーブル上には、動物や花、小箱など小さな作品が並ぶ。同館統括責任者の堀木昌彦さんは「額装も小さな作品も今年は花をテーマにしたものが多い。箱の作品も多く、さまざまなデコレーションを楽しめる」と話す。

 会場には、来年のえと「ウサギ」の折り方を紹介するパネルを設置し、来館者が自由に作品を作ることができる体験コーナーを設ける。希望者にはおりがみ作品を数量限定で進呈する。

 堀木さんは「坂上さんが『形のあるものは何でも折れる』という通り、季節の花などを立体的に表現した額装作品や細かい動物などの作品を展示している。ぜひ見に来てほしい」と話す。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。11月27日まで。

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