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布施に「串カツわだちゃん」 「串かつちとせ」のれん分け店主が2号店

(左から)ひのスタイルズさん、店主の和田祐季さん、店長の水野ありんすさん

(左から)ひのスタイルズさん、店主の和田祐季さん、店長の水野ありんすさん

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 近鉄布施駅近くの「大阪の串カツわだちゃん」(東大阪市長堂1、TEL 070-9223-1194)がオープンして2カ月がたった。

串かつ10本コース

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 店主の和田祐季さんは学生時代に飲食店でアルバイト経験を積み、会社員を経て、近鉄奈良線八戸ノ里駅近くにある1949(昭和24)年創業の老舗串かつ店「串かつちとせ」(下小阪5)で約5年、独立に向けて修業した。昨年2月13日、のれん分けの形で布施に「新世界 串かつちとせ 布施」(長堂1、以下1号店)をオープンした。

 「もともと多店舗展開を考えていたが、まだ積極的に物件を探していた訳ではなかった」という和田さんの下に、駅から近い小規模の空き物件が出たという情報が入った。「居抜きで営業できると聞いたが、おしゃれというよりは大人が入って落ち着くことができる店にしよう」と思い、黒い壁、木目の天井、和を意識したクロスなど、和モダンをイメージした内装に変え、厨房(ちゅうぼう)機器なども買い替えて昨年12月13日、「大阪の串カツわだちゃん」をオープンした。1階はカウンター席10席で、現在は使っていないが2階に座敷がある。

 同店の店長には、1号店のオープニングから働いていた水野ありんすさんが就いた。水野さんは吉本興業の芸人で、1号店勤務時代にアルバイトに勧誘した同期芸人のひのスタイルズさんと新店に立つ。1号店では和田さんが串を揚げていたため、水野さんはまかない用の串カツしか揚げてこなかったが、「失敗できないので緊張するが、俺がやるしかない、俺がマスターやって言い聞かせてやっている」と奮闘する。

 メニューは1号店とほぼ同じで、どてやき(130円)、牛肉(同)、たまねぎ(同)、ハムカツ(170円)、大エビ(550円)など。肉類、野菜、魚介、一品など、40種以上を用意する。「ソースは串かつちとせ秘伝のソースのレシピを引き継ぎ、店で作っている」と和田さん。コースは、10本コース(2,200円)、15本コース(2,900円)、土曜・日曜・祝日限定「わだちゃんセット」(おすすめ串5本とビールなど1杯=1,000円、以上税別)など。

 「お笑いもお店も盛り上げていけたら。飲みにきてもらって楽しんでくれたらうれしい」と水野さん。和田さんは「飲酒習慣のある40代~50代の人をメインターゲットに据え、これから店をめちゃめちゃ増やしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は14時~)。

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