東大阪経済新聞の2019年年間PV（ページビュー）ランキング1位は、「東大阪・鷹殿町に『珈琲とコインランドリーのお店。ハレ』 築50年のビルをDIY」の記事だった。

　ランキングは1月1日から12月12日までに配信した222本のヘッドラインニュースからPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 東大阪・鷹殿町に「珈琲とコインランドリーのお店。ハレ」　築50年のビルをDIY（11/5）

2. 新型名阪特急「ひのとり」、近畿車輛から先頭車両搬送　仕上げ作業へ（10/25）

3. イトーヨーカドー東大阪店、閉店へ　メッセージボードに感謝と惜しむ声（1/21）

4. 東大阪にバイク用品店「ナップス」関西初出店　オープニングに元AKB平嶋夏海さん（4/23）

5. 東大阪で「瓢箪山フェスティバル」　音楽ライブやカップ麺積み放題など多彩に（5/17）

6. ラグビーワールドカップ2019、大阪でのPVやファンゾーン開設の日程決まる（7/28）

7. 「東大阪市民ふれあい祭り」開催へ　モンスターエンジン登場、前夜祭は花火大会（5/8）

8. 東大阪に変身メーク店「女装紳士」　なんばから移転、女装未体験者対象に（2/22）

9. 東大阪市花園ラグビー場でラグビーW杯PV　決勝トーナメント進出で日本代表戦も（10/18）

10. 東大阪市内で新元号「令和」祝賀イベント　御神木お守り授与や日本酒振る舞い（4/26）

　1位は、建設会社の社員寮として使われていた4階建てのビル1棟を、オーナーとスタッフ、近隣大学の建築学部学生らがDIYで改装し、1階にカフェをオープンした話題。コインランドリーを併設し、地域のコミュニティースペースを目指す。2位は、来年3月14日に運行を開始する近畿日本鉄道の新型名阪特急「ひのとり」の車両を、製造する近畿車輛から近鉄高安車庫に搬送した際の記事だった。

　6位と9位には、ラグビーワールドカップ2019日本大会関連の記事がランクイン。6位のパブリックビューイングとファンゾーンの開催情報をまとめた記事は、掲載日のほか、日本代表の試合開催のたびにアクセス数が伸びた。9位の花園ラグビー場でのパブリックビューイングは、日本代表の初の決勝トーナメント進出を受けて急きょ決めたもので、日本対南アフリカ戦が行われた10月20日は、約1万2000人のファンが花園から声援を送った。

　日本中を熱狂の渦に巻き込んだラグビーW杯が閉幕した後も、日本代表メンバーで出場し、今季限りでの引退を表明しているトンプソンルーク選手が所属する近鉄ライナーズの試合には、下部リーグにもかかわらず1万5000人以上の観客が花園ラグビー場に詰め掛けるなど、まだ余韻が残っている。そうした中、これまでラグビーW杯に向けさまざまな取り組みを行ってきた市や商店街、市内の事業者は、次は何に向かって取り組みを進めていくのか、今後の動きを追っていきたい。